サーリセルカ
フィンランド北部に位置するサーリセルカは、フィンランドの人々の間でも人気のあるウィンターリゾートの村です。北極圏にあることに加えて内陸部になっているので、降水量が少ないために冬には気温が-20度から-30度ほどになります。冬季になると、この村で神秘的なオーロラを見ることができるので、世界各国から観光客が訪れます。夜空を覆うように広がる幻想的な風景は、一度出会うと一生忘れられない貴重な思い出になることでしょう。
また、オーロラを眺めるだけではなく、サーリセルカだからこそできるアクティビティを満喫できることも魅力です。スキーを楽しんだり、スノーボード、クロスカントリーを堪能できるほかに、犬ぞりに乗ったり、白一色の美しい雪原が広がっている森を颯爽と走り抜けるトナカイツアーがあるなど、アクティビティのバリエーションも多彩です。
街中は30分程度で一周できるほどコンパクトなため、ショッピングセンターを覗いたりスーパーを訪れてのんびりお土産探しもできます。
見どころ
サーリセルカで人気が高いものの一つがオーロラです。まるで夜空に揺れる色とりどりのカーテンのようなオーロラと出会うためには、9月頃から3月にかけての時期がおすすめです。特に、新月など夜空に月灯りのない夜や、沢山の星々がキラキラ輝くような夜空にオーロラが出現することが多いとされています。日暮れから突如、目の前の空に現れたり、かと思うと瞬く間に消えてしまう姿は、幻想的な雰囲気に包まれた天からの贈り物のようです。サーリセルカには、天井部分までがガラス張りになっていて、室内にいながらオーロラを見学することができる宿泊施設もあります。
また、サーリセルカ・ウルホ・ケッコネン国立公園は、ロシアとの間の国境近くに位置する豊かな森林で、ここでは沼地や森が保護されています。白樺、松などの木々は、穏やかに広がる湖面に映り、澄んだ空気と大自然の息吹を感じることができます。なだらかな丘を登ると、丘の上から雄大な森の景色を一望することができます。サイクリングやスキーを楽しめるコースが設置されていて、シーズンによって色々なアクティビティを行うことができます。アクティビティを行っている傍らで、トナカイ、ライチョウなどの姿を見かけられるかもしれません。この公園は、秋になると森全体が黄色く色付き、そよ風が木々の葉を揺らす姿は旅行者の心を癒します。
街の隣には、アクション・パークと呼ばれるスポットがあり、雪上ゴーカートやラリーカーを楽しむこともできます。