ベルゲン
ベルゲンは、フィヨルドを目当てに訪れる観光客にとって玄関口となる港町です。ノルウェーの言葉で「山の牧場」という意味のベルゲンは、北欧でも名の知れた海洋都市で、もともとは1070年に王であるオーラフ・ヒッレにより建設されたことが街の起源になっています。
ベルゲンは、7つの山々に周囲を囲まれているのが特徴で、山が湾を挟むような感じの景観を臨むことができ、街は細長い形状になっています。ノルウェーで第2の都市ですが、カラフルで可愛らしい街並みは訪れる人々の心を和ませます。また、世界遺産であるブリッゲンや魚市場の他にも、市内を一望できるのが魅力のフロイエン山でケーブルカーに乗ったりと、街の中心部に観光スポットがあるので、気軽に観光を楽しむことができます。
ベルゲンの住民たちは、自分たちをベルゲン人と呼んでいるほど独特の雰囲気がある街で、この街の人々は開放的な雰囲気でとても明るく、文学者や作曲家など文化人や知識人を多く輩出しています。
見どころ
ベルゲンのブリッゲン地区には、三角屋根が特徴的な木造の家々が立ち並び、そのカラフルな景観が観光客の注目を集めています。この建物はハンザ同盟の時代の名残で、1979年にはユネスコによって文化遺産として登録されています。合計61棟の赤レンガ色やイエローなど色とりどりの色彩にペイントされた木造家屋は、ちょうどベルゲンの中心部に位置しているため、フィヨルドの流れ込んでくるヴォーゲン湾に沿って並んでいます。建物同士の間には小さい通りがあり、木造の迷路に迷い込んだような印象を受けます。ここには小さなお店も多く、散策しながらお土産を選ぶこともできます。
また、世界遺産のブリッゲンからすぐの場所に開催されているのが魚市場です。オープンしたのは1276年ですが、夏のシーズンには沢山の旅行客と地元の人々で活気づきます。名産のノルウェーサーモンや地元で獲られた美味しい魚介類を味わうことができるのも魅力です。この魚市場は、観光案内所が設置されている建物内の1階でもオープンしているので、市場の活気ある雰囲気は一年を通して楽しめるようになっています。
ベルゲンの観光スポットとして人気なのが、フロイエン山から眺める景色です。地元に住む人たちも訪れる場所で、ケーブルカーで山頂に辿り着くことができます。ベルゲン市内の素晴らしい眺めを満喫することができます。