オスロ
ノルウェーの首都であるオスロは、ヴァイキングハーラルによって築かれています。フィヨルドと三方を山に囲まれた街並みは、ノルウェー文化の中心であることはもちろん、緑豊かな自然とマッチして美しい景観を作り出しています。
およそ40の島、343もの湖があり、一番大きな湖であるマリダルスヴァンネはオスロ市の重要な給水源となっています。気候は亜寒帯に位置し、高緯度のため日照時間は夏場の18時間から冬の6時間までと変化の幅が広く、夏は比較的涼しい気候ですがしばしば熱波により25度を超える時があります。春と秋は肌寒く、冬は降雪もあります。
歴史ある施設も多く、国立美術館、歴史博物館、オスロ市庁舎、オスロ大聖堂などの美しい建物があります。市内の3分の2が自然保護区に指定されていて、市の周辺は豊かな自然や公園に囲まれています。市街地に近い地域でも野生のヘラジカに遭遇することもあります。
見どころ
観光エリアはカールヨハンスガーテ通り、アーケンシュフース城周辺、アーケルブリック周辺、ヒクドイ地区とフロネグル公園周辺の大きく5ヶ所に分けられています。
オスロ市庁舎のすぐそばにあるノーベル平和センターは、ノーベル平和賞の歴史や歴代受賞者を映像で駆使した展示で楽しく見ることができます。オスロ大聖堂は、エマニュエル・ヴィーゲランが手掛けたステンドグラス、6000本ものパイプオルガン、ミカエル・ラッシュ制作の最後の晩餐をモチーフとした壁飾りなどを見ることができます。国内最大のノルウェーアートコレクションを誇る国立美術館は、フランスの印象派やヨーロッパの有名画家の作品も充実していて、「叫び」をはじめとするムンクの作品が多く展示されています。現ノルウェー国王の住居である王宮も見どころの一つで、夏季には演奏やパレードが行われ、王宮前に立っている衛兵と一緒に記念撮影をすることができます。敷地内の庭園は常時開放されています。国立オペラ&バレエ劇場は、2008年にオープンしたオペラハウスで、大理石製の建物に無料で入ることができ、ユニークな設計になっている屋根は、冬季以外は終日解放されており、天井からオスロのフィヨルドと市内を見渡すことができます。
歴史と北欧文化のあるオスロは、美しい景観と自然を満喫することができ、ほとんどの観光スポットが徒歩圏内におさまっています。