ドイツ ライプツィヒの観光・見所について

ライプツィヒ

ライプツィヒ

ライプツィヒ(Leipzig)とはドイツのザクセン州の北西部に位置する都市です。人口は約53万人で、ザクセン州では最大の都市となっています。首都ベルリンからは鉄道で約一時間の距離です。
また、ライプツィヒ中央駅というヨーロッパ最大の面積を誇る鉄道駅を持っており、1日で約15万人もの利用があるドイツの鉄道交通の要所ともなっています。

このライプツィヒは文化や芸術でとても栄えており、特に「音楽の街」として有名です。例えばバッハやメンデルスゾーンといった著名な音楽家を数多く輩出しているほか、ゲヴァントハウス管弦楽団という世界初の民間オーケストラが発祥した地でもあります。また音楽以外でも、ゲーテやニーチェ、森鴎外など世界に名だたる有名な文豪を数多く輩出しています。
また、ライプツィヒはベルリンの壁崩壊、東西ドイツの統一という革命のきっかけとなった市民運動の発祥地でもあり、歴史的な観点から見ても世界に大きな影響を与えた都市です。

見どころ

ライプツィヒの見所はなんといってもその音楽の歴史の名所です。

たとえば「バッハ博物館」では、実際にバッハが演奏していたとされるパイプオルガンの演奏台や自筆譜などの貴重な品が現存されており、バッハの生涯に触れることができます。また、バッハの諸作品を全曲聴くことのできる視聴室も備えられており、音楽好きの人にはたまらない観光スポットです。
さらに、同じく音楽家ゆかりの地として「メンデルスゾーン・ハウス」、「シューマン・ハウス」なども有名です。実際に音楽家が暮らした地に赴き、その生涯や歴史を知ると、彼らの音楽をまた違って味わえるのではないでしょうか。教科書などでは語られない彼らの魅力について知ることもできるでしょう。
また、同じ音楽のゆかりの地として「ゲヴァントハウス・コンサートホール」もおすすめです。ここは、世界最古の市民階級オーケストラであるゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地です。リーズナブルな値段でコンサートを楽しむことができ、建物に入るだけでも、その歴史を感じることができる荘厳な雰囲気があります。
また、ライプツィヒには音楽以外にも多様な文化が息づいています。たとえば「ライプツィヒ造形美術館」にはヨーロッパの美術の歴史が集められています。その所蔵品の数はドイツでも最大級で、常設展・特別展ともに多くの人が集まる人気の美術館です。

このように、ライプツィヒには音楽をはじめとしてさまざまな文化的名所が数多く存在しています。