ミュンヘン
美しい街並みが人気のミュンヘンは、ドイツ連邦のバイエルン州で最大の都市ですであり、緑豊かな美しい街です。市の人口は約140万人で、ベルリン、ハンブルグに次いでドイツで3番目です。
現在は金融や出版の中心地でおしゃれなカフェやブッティックが立ち並び都会的な雰囲気を持ちますが、街並みにある多くの公園や歴史的建造物と上手く融合し、2011年には世界で最も居住に適した街として第4位に選ばれています。
ミュンヘンの旧市街は、リング状の大通りに囲まれており、これを中心に地下鉄や路面電車、路線バスが一体化されていて、郊外の広範囲の地域まで結ばれています。
ミュンヘンは、気温の差が大きいことでも有名です。昼と夜、夏と冬ではかなり温度の差があります。アルプスから吹くフェーンという風で、冬場でも数時間急に気温が上がることもあります。また12月から3月にかけてはマイナス10度を下回ることも少なくありません。クリスマス時期の夜は、マリエン広場で美しいイルミネーションや食事、大道芸などで暖かな雰囲気を楽しむことができるので、たくさんの人で賑わいます。
ミュンヘンの市章に使われている金色と黒色の配色は、ルートヴィヒ4世の時代から使われている神聖ローマ帝国の色で、地名の元になった僧侶が描かれています。
見どころ
ミュンヘンを観光で訪れたらまずマリエン広場に行くとよいでしょう。マリエン広場は、大通りに囲まれたミュンヘン市街の中心部にあります。広場の中央には黄金のマリア柱像が輝き、広場周辺には市庁舎や素敵な教会や聖堂が数多くあり、ブッティックや伝統料理店などが軒を連ねています。大道芸人のショーもあり、お昼には時計台の中の人形が動く様子を見ることができます。みやげ店も充実しており、ミュンヘン観光はここマリエン広場からスタートするのが定番です。
緑の都市ミュンヘンを代表するのがイギリス庭園です。広い敷地の公園内には川が流れていて、夏の週末には川で泳ぐ人や川サーフィンを楽しむ人で賑わいを見せます。森の中には馬が走る小道があったり、犬の散歩コースがあったりと、ドイツの休日の過ごし方を垣間見ることができます。ミュンヘンの食べ物と言えば、白ソーセージや白ビールが人気です。
白ソーセージの食べ方は独特で、ナイフとフォークで表面の皮をむき、中の部分をいただきます。
その他の有名な観光スポットにアザム教会があります。ゼントリンガー門から歩いて数分の場所、ブティックやおしゃれなカフェが連なる路面に面した扉を押すと、外からは想像ができない濃密な装飾と厳かな空間が広がります。黒を基調にした狭い空間には、豪華で緻密な装飾が天井までほどこされていて見応えがあります。構造上入り口にしか窓がないため、装飾を十分鑑賞するのなら午前中の日差しが入る時間に訪れるのがお勧めです。