ハイデルベルク
ハイデルベルクはドイツ連邦共和国バーデンヴェルテンべルク州の北西部に位置する都市です。ライン川とネッカー川の合流点付近です。
人口は約140000人にも及ぶこの都市は、バーデン=ヴェルテンベルク州で5番目に大きい都市です。
ハイデルベルクは古城やドイツ最古の歴史の誇りを持つ大学のある街としても有名です。外国人留学生も多く、約3000人と言われています。また、その出身国は約80箇所にも及び、世界中からの留学生が訪れており、大学の街ともいわれています。
ハイデルベルクは大きくもなく小さくもない中都市であり住みやすい街です。気候も比較的穏やかであり、雪が積もるほど降ることもなく、ドイツのどこよりも早くこの都市で春の花が咲くと言われています。
また、ゲーテやアイヘンドルフ、ショパンといった多くの詩人や芸術家・音楽家たちも訪れ、魅了した都市です。ハイデルベルクを訪れた芸術家や詩人たちも絶賛するほどの美しい古都市なのです。
見どころ
『ハイデルベルク城』
ハイデルベルクにある見どころと言えばハイデルベルク城です。ハイデルベルクの象徴的な建造物となっております。
もともとは、先生ローマ帝国の時代、プファルツの国を治める選帝侯の城でしたが、時代を超えて戦争が続きます。そして、プファルツ継承戦争によって城は爆撃や砲弾を受け破壊されます。19世紀になり、ようやく修復され、全面的な再建は断念されましたが、現存する建物を保存することが街で定められて現在の姿になりました。
廃墟へと姿を変えたこの城は、ロマン派の芸術家たちを多く魅了させ、特に画家たちはこの城を題材とした風景画を残しています。
観光名所ともなったこの城は、日夜多くに人々が集まります。旧市街地を見下ろすように存在する城の姿は、過去に栄えた王の城を思い浮かばせます。廃墟の佇まいと城の歴史がロマンを漂わせます。
『学生牢』
ハイデルベルクの街は大学生の街でもあり、街が大学の構内の一部であることから治外法権でした。そのため、学生が問題を起こしても警察が介入することはできなかったので、大学側が学生を処罰する場所を設けたのが「学生牢」です。これは、現在では観光名所として現存されています。室内は当時、処罰を受け閉じ込められた学生が描いた落書きなどがあり、独特の雰囲気を楽しむことができます。中には箔をつけるために学生牢の中へと入っていった学生もいたようで、室内の落書きからその様子が伺えます。牢とは思えない雰囲気に圧巻される観光名所になっています。