ドイツ シュトゥットガルトの観光・見所について

シュトゥットガルト

シュトゥットガルト

シュトゥットガルトは、ドイツの南西部に位置するバーデン・ヴュルテンベルク州にある州都で、ドイツの観光街道として有名なファンタスティック街道における拠点にもなっています。このシュトゥットガルトでは、世界的にも名を馳せるオペラや素晴らしい美しさを誇るバレエ、交響楽団などの他に、博物館、美術館といった文化的なものが集まっているため、知識人の間でも人気の高い地域です。
ミュンヘンに次いで南ドイツにおける第二の都市と呼ばれるシュトゥットガルトでは、都会的な雰囲気を持ちながら田舎町としての魅力も持ち合わせているため、観光面でのバリエーションも多彩です。古くから残る宮殿と新しく建築された宮殿の風情を感じたり、中世の時代の面影を残している観光名所を巡ることができます。
地元産のワインも有名でグルメと一緒に楽しめる上に、ヨーロッパでは最大級のクリスマス市もあるなど、様々な角度から楽しめる街として人気を集めています。

見どころ

シュトゥットガルトにある「新宮殿」は、この街のシンボル的な存在ともいえる建物で、バロック様式で建築されているために豪華な印象で堂々たる佇まいが魅力です。第二次世界大戦の際に崩壊してしまいましたが、その後に修復が行われ、現在では宮殿前に広がる広場は市民にとって憩いの場所に使われています。
一方、「旧宮殿」はとんがり屋根のシルエットが特徴的な建築物です。もともと13世紀頃に城壁の役目で建築されましたが、16世紀にはルネサンス様式によって再建が行われ、豪華な雰囲気の「新宮殿」と比べると、この「旧宮殿」は質実剛健な印象で対照的なイメージになっています。今は州立博物館として一般公開が行われており、先史時代のものと思われる発掘品から、中世時代の宗教遺物、侯爵家が保有していた宝物に至るまで、シュヴァーベン地方が辿った歴史を表す数々の品を見学することができます。
シュロス広場には庭園があり、その庭園の中には「オペラ座」(州立劇場)があります。この劇場は、1999年から4年間連続して「年間最優秀オペラ」に選出されたことがあり、世界的にも知名度が高いシュトゥットガルト・バレエ団が本拠地として使用しているなど、素晴らしい芸術を一目見るために遠方から訪れるファンも数多く存在します。
また、「州立美術館」は、ジェームズ・スターリングによってデザインされたポストモダン建築です。旧館と新館があり、旧館の方では中世に作られた作品から19世紀に至るまでの作品が展示されています。新館では、ドイツでは最大規模のピカソコレクションを保有する他に、オスカー・シュレーマー、ゴッホ、ダリなど名だたる作家の作品が公開されています。