スペイン ビルバオの観光・見所について

ビルバオ

ビルバオ

ビルバオはスペイン北部の中央部にある人口35万人の都市です。小さな都市ですが、非常に成熟した文化をもっています。
またビルバオは、緑豊かな自然に溢れている街でもあります。市街地は平均標高が400メートルの山々に囲まれており、市内には公共の公園が18もあり、その広さは200ヘクタールにも及びます。
ビルバオはかつては鉄工業や造船業が盛んで、ビルバオ港からはたくさんの鉄鉱石が国外に輸出されていました。しかしこれらが衰えると工業から観光業で都市の再建を図りました。奇抜な外観が目をひくグッゲンハイム美術館や空港の建設、街の至る所には芸術的なオブジェが置かれています。他にも路面電車の復活など再生計画は成功し、現在は美しくなった街に多くの観光客が足を運んでいます。
ビルバオをはじめとするバスク地方は、ミシュランの星の数が30個以上あるといわれ、世界でも屈指の美食の街としても有名です。またバル(酒場)の数も多いので、お酒と一緒に地元料理も楽しめます。

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見どころ

スペインのビルバオを芸術の街として有名にしたのが、グッゲンハイム美術館です。1997年にオープンしてから年間100万人が訪れる大観光地になっています。フランク・O・ゲーリーによって設計をされた現代美術専門の美術館で、観光客のほとんどはその見事な外観を目当てに見物に訪れます。建物の正面には「パピー」という大きな犬の作品が飾られ、ネルビオン川沿いには大きな蜘蛛の像「ママン」が置かれており目をひきます。
ビルバオの旧市街地は、とても可愛らしくて特徴的な建物が並んでいるので、散歩をするだけでもとても楽しめます。街の中央にあるサンティアゴ聖堂は14世紀末に建設を開始し、ようやく1887年に完成をしました。中に自由に入ることができ、ステンドグラスの窓から差し込む光はとても幻想的で一見の価値はあります。
世界遺産に登録をされたビスカヤ橋は、かつて鉄工業で栄えたビルバオの街を象徴するものです。当時の鉄鋼量の豊富さや加工技術がいかに素晴らしかったかをうかがうことができます。1893年にアルベルト・パラシオというバスク人によって設計されました。
ビルバオは世界でも有数の美食の街としても知られており、美味しいレストランが数多くあります。庶民的なお料理を味わいたいならバル(酒場)がお勧めです。このビルバオの街にはバルが数百件ほどあるので、渡り歩くのも楽しいです。お勧めは上質のワインと新鮮な食材を使用したビンチョス(フィンガーフード)です。