セビリヤ
セビリヤは、アンダルシア地方の中心的な都市であり、スペイン第4の都市です。
現在では、活気のある巨大都市の顔を持つセビリヤですが、その歴史は、古代ローマ時代にまでさかのぼります。
もともと、イベリア人の町で、ローマ帝国の属州ベティカの主要都市でしたが、その後、西ゴート王国の首都となり、アラブ人たちが住み着くようになり、12世紀には、イスラム教徒のアルモアド王朝下の王国の首都となり、栄えます。
13世紀になると、カスティーリャ王フェルナンド3世により、キリスト教徒に奪還され、イスラム教徒は一掃されます。
奪還したカトリック王のもとでセビリヤは、大航海時代の主要な舞台として、さらなる繁栄を遂げることになります。マゼランによる世界一周は、ここセビリヤから出発しました。
こうした歴史からくる、イスラム教とキリスト教が融合した独特の文化・伝統は、スペイン3大祭りのひとつ、春祭りフェリアによっても、見ることが出来ます。
見どころ
セビリヤの大聖堂は、スペイン最大であるとともに、ローマのサン・ピエトロ寺院とロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ、ヨーロッパでも3番目の規模を誇っています。さらに、ゴシック様式の最後を飾る大聖堂でもあるという大変貴重な建物です。内部の装飾も、当時のキリスト教芸術の粋を集めたものとなっています。
大聖堂に付属するようなかたちで建つヒラルダの塔は、町のどこからでも、その姿を眺めることが出来る、セビリヤの象徴となっています。もともとは、イスラム教徒であるアルモアド族によって建てられたもので、高さおよそ98メートルの先端に、風を受けると回転するブロンズ像である、ヒラルダと呼ばれる風見が付いていることから、このように呼ばれます。
大聖堂のすぐそばには、イスラム教徒の様式であるムデハル様式によって建てられたアルカサルがあります。残忍王と呼ばれたペドロ1世によって建造されたこの建築は、同時代に建った、グラナダのアルハンブラ宮殿の装飾を模倣したものとも言われていて、その精緻な細工には、目を見張るものがあります。
ビゼーのオペラ「カルメン」の舞台となっていた煙草工場も、現在では、セビリヤ大学法学部の建物としてのこっているため、その時代の雰囲気を味わうことが出来ます。
毎年4月の下旬から1週間、スペイン3大祭りの一つ、セビリヤの春祭り「フェリア」が開催され、全世界から多くの人たちが集まってきます。フェリアは、この地方の文化・伝統が凝縮されているため、セビリヤ本来の姿を知るためにも、見逃すことが出来ません。
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