スペイン グラナダの観光・見所について

グラナダ

グラナダ

スペイン、アンダルシア地方の重要都市グラナダの歴史は、古代ローマ帝国の時代にまでさかのぼります。
7世紀頃からは、イスラム教徒が流入することにより、その都市としての重要性を高めていきますが、その真の栄光は、1236年に、当時のイスラム教徒最大の国、コルドバ王国が、キリスト教徒に征服されたことに始まります。コルドバを追われたイスラム教徒の多くが、ここグラナダに逃れ、新たな王国をつくったことから、その後の2世紀半、グラナダは、経済、文化、芸術、あらゆる分野において、繁栄の象徴となります。
しかし、15世紀になると、スペインにおけるイスラム教徒の領土は、徐々に少なくなり、その最後の砦となったグラナダも、1492年に陥落し、カトリックの王の支配する都市となりました。
ここにいたるまでの、781年にわたる、イスラム教徒によるスペイン支配がのこした、イスラム教文化の最大の成果が、グラナダにのこるアルハンブラ宮殿であるということが出来ます。

グラナダ1 グラナダ2

見どころ

グラナダの最大の見所は、何といチても、アルハンブラ宮殿です。合計で781年にわたって続いた、イスラム教徒によるスペイン支配がもたらした、イスラム芸術の粋が、このアルハンブラ宮殿に結晶しています。
人類がつくり出した、最も注目すべき城塞の一つといわれるアルハンブラ宮殿は、その巨大な宮殿全体が、精緻な芸術作品となっています。
宮殿の中心部、王宮内の「アラヤネスの中庭」に面して建つ「コマレスの塔」の内部、「大使の間」の天井は、無数の鍾乳石の装飾に埋め尽くされていて、その精緻の極みとも言える装飾は必見です。
「アラヤネスの中庭」のすぐそばには、ムハンマド5世によって造園された、かの有名な「ライオンの中庭」があります。12頭のライオン像によって支えられた泉水があり、そのまわりを優雅な回廊が取り巻いています。
蜂の巣状の、鍾乳石の飾りがついた円天井を持つ「二姉妹の間」は、その精緻で華麗な装飾に圧倒されること間違いなしです。
その他にも、イスラム世界の中に、突如あらわれるルネッサンス様式の建物「カルロス5世宮殿」や、グラナダ王国の王たちのための夏の別荘「ヘネラリフェ」など、宮殿内のすべてが見所となっています。
また、向かいの丘から眺めるアルハンブラ宮殿も大変美しく、一見の価値があります。
アルハンブラ宮殿以外にも、白い家々が並ぶ「アルバイシン地区」や、今なおジプシーたちが洞窟住居に暮らす「サクロモンテの丘」など、グラナダの随所で、イスラム文化の余韻を堪能することが出来ます。

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グラナダ発 予約困難!アルハンブラ宮殿の入場券(日本語オーディオガイド付き)

アルハンブラ宮殿の入場チケットと、宮殿内&グラナダ市内の見所の案内が聞ける日本語オーディオガイドがセットになっています。アルハンブラ宮殿は入場制限が設けられており、なかなか予約が取れません。事前...

1名様あたり料金

52.00EUR (8,315円)~

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