スペイン クエンカの観光・見所について

クエンカ

クエンカ

スペインの都市クエンカは、首都マドリッドからバレンシアに向かう途中の、ちょうど中間あたり、カスティーリャ地方の高原と、スペイン東部の海岸地方を結ぶ、クエンカ山地の中に位置しています。
石灰岩で出来たこのクエンカ山地は、長年の浸食により、起伏の激しい崖をつくり出しています。そしてクエンカの町は、その断崖にしがみつくようにして出来上がっています。土地の広さが十分ではないため、崖の上で建物が密集するような、独特の町並みを形成しています。その結果、切り立った崖の上に建ち並ぶ建物と、その間を通る不規則で狭い街路が出来上がり、独特の景観を生み出すことになっています。
また聖週間には、華麗で盛大な行事や、宗教音楽のコンクールが開催されることでも知られています。風化した岩山が織りなす、幻想的な景観により多くの観光客が訪れる、不思議な魅力を持った町です。

クエンカ1 クエンカ2

見どころ

スペイン中部の町クエンカの最大の魅力は、フカル川とウエカル川という、2つの川の流れがつくり出した断崖絶壁と、そこにはり付くように建ち並んでいる建物群がつくり出す、きわめて独特で、幻想的とも言える景観にあります。
また、そうした建物群の間を縫うようにして、不規則に曲がりくねった狭い路地のような通りが巡り、中世にタイムスリップしたかのような風景が広がっています。
聖週間の時期には、盛大な行列がこれらの通りを練り歩く幻想的な光景を目にすることが出来ます。また同時期には、宗教音楽のコンクールも開催されることから、多くの観光客で賑わうことになります。
崖の上に並ぶ建物群の中の一つで、崖下から眺めると、最も目立つ位置に、崖から張り出すようにして建っている「宙吊りの家」は、14世紀に出来た住宅です。現在では、その内部が、スペイン抽象芸術美術館やレストランとして、修復されています。そのため内部にも入ることが可能で、そこからの絶景は一つの芸術作品のように美しいものとなっています。美術館の方も、スペイン抽象芸術の優れたコレクションになっていて、ソーベル、ミラーレス、チリダ、タピアス、サウラなど、他ではなかなかみることの出来ない作品群が並び、見所の一つになっています。また、2階には先史時代の発掘品の数々が、3階にはローマ時代の遺跡から発掘された彫刻や陶磁器などのコレクションが展示されています。

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1名様あたり料金

138.00EUR (23,157円)~

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