スイス マッターホルンの観光・見所について

マッターホルン

マッターホルン

アルプス山脈に属するマッターホルンは標高4,478mをほこる名峰で、山脈から孤立してそびえたつ凛とした美しさで’アルプスの女王’とも呼ばれ、世界中の人々に親しまれています。山頂にはスイスとイタリアの国境が通っており、麓にはスイス側にツェルマット、イタリア側にチェルヴィニアの町が広がっています。
山体は東西南北の4つの斜面があるピラミッド型で、ヘルンリ尾根・ツムット尾根・リオン尾根・フルッケン尾根の4つの尾根があります。ツェルマットに向かって伸びる北壁と東壁の堺のヘルンリ尾根の延長線上からみるマッターホルンが最も美しいと言われており、多くのパンフレットや絵葉書などで見ることができます。
18世紀までのアルプスでは4,000mを超える山で人は夜を過ごすことができないと信じられていたため、当時はアルプスを登山するという考えが一般的ではありませんでした。しかし、1786年に自然調査のためにモンブランへの登頂が成功したのを機にアルプスに登山ブームが起き、多くの登山家が次々と高い山を征服していきました。マッターホルンだけは長い間登山家に征服されることはありませんでが、それは、ツェルマットでは昔からマッターホルンこそ世界で一番高い山だと信じられており、魔物が住まう山であると伝承されていたからだと伝えられています。その恐ろしく切り立った斜面は登山家たちを容易に受け入れませんでしたが、イギリスの登山隊が数度の挑戦の後、1865年に初めて登頂に成功しました。

マッターホルン1 マッターホルン2

見どころ

ツェルマットから登山鉄道で行くゴルナーグラート展望台からはマッターホルンと氷河を一望でき、地下ケーブルカーで行くスネガ展望台ではライ湖の湖面に映る「逆さマッターホルン」を見ることができます。そして、スネガ展望台からロープウェイとゴンドラで行くロートホルン展望台では、スイスアルプスの最高峰モンテローザの万年雪と氷河におおわれた圧倒的な景色を一望することができます。
また、ハイキングコースにあるいくつかの湖で「逆さマッターホルン」を目にすることができます。シュテリー湖、リッフェル湖、シュバルツ湖、グリンジ湖などが「逆さマッターホルン」のスポットとしてハイキングのを楽しむ人たちに人気があります。
日の出の時間、ツェルマットのマッターフィスパ川に架かる橋からは、山の頂が朱色から変化していき、黄金に輝くマッターホルンを見ることができます。神々しく黄金に輝くマッターホルンは、ツェルマットに滞在する方にぜひお勧めしたい時間です。
春先から夏にかけては高山植物の可憐な花々が咲き誇り美しい山を彩ります。豊かな緑の木々に囲まれながら万年雪を抱く夏の山々はすがすがしく、紅葉が目に鮮やかな秋はその荘厳な景色に目を奪われてしまいます。季節によってさまざまな表情をみせてくれる名峰は、世界各国からの観光客や、登山やハイキング、スキーなどを楽しみに訪れる人々を何度でも楽しませてくれます。

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