スイス チューリッヒ美術館の観光・見所について

チューリッヒ美術館

チューリッヒ美術館

チューリッヒ美術館は、1787年に町の芸術家たちが立ち上げた愛好会が自作の作品や所蔵品を集め、世界屈指のコレクションを作り上げた真に芸術を楽しめる美術館です。人で密集するような事は比較的少なく、広々とした空間で貴重なアート作品をじっくりと鑑賞したい方に適しています。
クラッシック・モダンアートを世界最大規模に収蔵しており、ムンク、ピカソ、ゴーギャンやスイスを代表する画家ホドラー、フューリスなど数々の有名作品があります。また100スイス・フラン札に描かれ、幅広い創作活動を行っていたスイスの芸術家、アルベルト・ジャコメッティーと弟のブルーの作品を150展所蔵、ジャコメッティー兄弟の作品歴を余すところなく鑑賞できます。
チューリッヒ美術館は「アートシアター・チューリッヒ」とも呼ばれ、絵画や彫刻に留まらず、社会の周辺に生きている人間が主役になった写真や映像作品も鑑賞することが出来ます。
オフィシャルツアーガイドを団体のみ水、日曜日にドイツ語で行っていますが、日本語でのガイドを希望する方には、プライベートツアーガイドも予約で申し込むことが出来ます。

見どころ

【フェルディナント・ホドラー】スイスの貧しい家庭の長男として生まれ、身内の不幸に見舞われたホドラーの初期の「死」を連想させる作品から、リズム絵画と呼ばれる「生きる」事への喜びを感じさせられる作品になるまでの、多くの絵画が展示されています。彼の作品は復興の象徴として、日本でも展覧会が開催されました。
【アルベルト・ジャコメッティ】本質を見つめる芸術家といわれるジャコメッティの作品は、人間の内側をそのまま具象化したものが多く、100スイスフラン紙幣の裏面にも印刷された「細長い人物像」は世界規模の大戦後の人々の不安や孤独を表したものとされています。
【ムンク】チューリッヒ美術館初代館長は若きムンクの才能をいち早く注目し、ムンクの絵画はノルウェー以外で最大の所蔵量です。ムンクが初代館長を描いた作品「ヴィルヘルム・ヴァルトマン博士の肖像」も展示されています。
【地獄の門】美術館正面玄関右にロダンの巨大な作品「地獄の門」があります。有名な考える人はこの門を構成する群像の一つとして作られたものでした。世界に7つある本物の地獄の門のうちの一つが展示されています。
【カフェ・レストラン】美術館入り口にあるカフェはケーキや軽食がいただけます。美術館周辺にもオープンテラスのお洒落なカフェがあり、スイスチョコレートを使用したケーキやマカロンが豊富に並べられています。チーズフォンデュを出すレストランも多く、評判になっています。