イヴォワール
フランスの南西部、スイスとフランスの国境をまたぐレマン湖の湖畔にあるイヴォワールは、人口500人ほどの小さな村で、14世紀から続く中世の街並みが残る美しい村です。’美しい水をたたえる村’というラテン語が由来のイヴォワールは、’レマン湖の真珠’とも呼ばれ、14世紀初頭サヴォアの伯爵アメデオ5世によって要塞化されたことから、城壁などの遺跡や石造りの家々が残っています。
美しく澄み渡るレマン湖のほとりにあるイヴォワールは、ミネラルウォーターで有名なエヴィアンの町に近くバスで行くことができます。また、湖船を利用する場合はリヨンからは20分ほど、ジュネーブからは1時間半、ローザンヌからは2時間15分ほどで行くことができます。
ヨーロッパでは大変人気のある観光地で、フランス国内はもとより、ヨーロッパ各地から年間60万人以上の観光客が訪れています。
’フランスで最も美しい村’のひとつで、フランスで恒例の「花の村コンテスト」には毎年入賞し、最高の格付けである’四つ花’も受賞した、どこから見ても絵になる風景が広がる村です。
見どころ
[五感の庭]名前の通り五感で楽しむことができる庭です。17世紀以来この村に住み続けているイヴォワール男爵の居城’イヴォワール城’の一角にあり、五感の庭のみ一般公開されています。五感の庭は中世の庭園技術を守って設計されており、味覚の庭(食べることができる植物の庭)、嗅覚の庭(ハーブなど香りのある植物の庭)、触角の庭(触って楽しむことができる庭)、視覚の庭(花の色を楽しむ庭)、聴覚の庭(噴水の水の音や鳥のさえずりで癒される庭)をテーマに迷路のように作られた庭を、自分の五感で感じながら楽しむことができます。ガイドツアーもあるので、詳しい説明を聞きながら見て回ることができます。
[村内の散策]中世時代には要塞であったイヴォワールには、城、門、城壁などの遺跡が残っています。中世の雰囲気が漂う街並みは花で彩られており、石造りの家々は一階がショップやレストランになっています。工芸品などが中心のショップには魅力的な商品が並び、観光客の心をつかんで離しません。湖のほとりのカフェやレストランで景色を楽しみながらランチを食べたり、ヨットハーバーでヨットに地元のチーズやパン、ワインなどを持ち込んでのんびりと過ごす人たちで賑わっています。
[レマン湖クルーズ]スイスとフランスにまたがるレマン湖ではクルーズを楽しむことができます。ランチクルーズやディナークルーズはもちろん、湖周辺の町に立ち寄り、散策を楽しめるクルーズも人気があります。クルーズツアーを企画している旅行会社は多数ありますので、利用してみてはいかがでしょうか。船上から見る湖畔や町の風景は一見の価値があります。
ジュネーブ発 【プライベートツアー】日本語ガイドと列車と船で行く イヴォワールとニヨン1日観光
ジュネーブから船でレマン湖のほとりの人気の町を訪れます。花に満ち溢れるかわいい町イヴォワール、ローマ軍の駐留時代に繁栄した町ニヨンの散策をお楽しみください。