デメル
デメルはチョコレートを中心とした洋菓子の高級ブランドとして世界的に有名です。日本でも百貨店でショップが出店しており、様々の商品が手に入ります。ギフト用にも人気があり、ザッハトルテなどの定番商品があります。
元々はオーストリアのウィーンにあるカフェが併設された洋菓子店として始まりました。その後、王室ご用達となり、ブランドロゴにもハプスブルグ家の紋章の一部が記されています。
デメルは1786年創業と220年以上続く老舗洋菓子店で、王室の職人として勤めていたルートビッヒ氏によって開業されました。現在も、ウィーンに店舗があり、多くの人々で賑わいをみせています。
また、世界各国でデメルの洋菓子は手に入るようになりましたが、王室とゆかりのあるブランドであるため、数々のエピソードを持つ商品があります。そして、歴史上の有名人を思わせるような商品が今も売られています。そのひとつにアンナ・トルテがあり、デメル3代目の女主人の名前が付けられた商品です。
見どころ
デメルは、現在も老舗洋菓子店としてのブランド力を保ちつづけており、出発点となったウィーンではカフェが併設された店舗があります。現在の店舗は移転後の場所になりますが、ヨーロッパでは知る人ぞ知る有名な場所です。カフェ・デメルは観光スポットになっていますが、デメルは食材や接客に至るまですべてにこだわっており、ここではウィーン作法を身につけた一流の接客が受けられます。また、店舗のスタッフは英語はもちろんフランス語も話すことが出来るなど語学も堪能なため、こちらで働く女性店員はデメル・レディと呼ばれるほどです。
ウィーンにあるデメルの店舗では、1階で洋菓子が販売されています。ここでの見所は、職人がそれぞれの専門分野で作業をしている姿が、ガラス張りの厨房を通じて見られることです。2階には飲食スペースがあり、王室さながらのシャンデリアやテーブルセットなど豪華なインテリアに囲まれてコーヒーなどを楽しむことが出来ます。
食事はもちろんですが、コーヒーの種類が豊富だという特徴があります。アレンジしたコーヒーも多くあり、代表的なものにウインナーコーヒーがあります。こちらはコーヒーの上に生クリームがのせられています。ホット意外にも、アイスコーヒーでも種類が豊富でフロートや生クリーム、クッキーがトッピングされたものなどがあります。食事も本格的な料理が味わえます。ドイツの郷土料理である子羊のカツレツを中心に、新鮮な食材を使ったお料理を楽しむことが出来ます。