オーストリア ウィーン少年合唱団の観光・見所について

ウィーン少年合唱団

ウィーン少年合唱団

オーストリアのウィーン少年合唱団は、天使の歌声として世界的に有名な2混声少年合唱団です。神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン一世が、このウィーン少年合唱団を設立する際に、インスブルックのヴィルテン合唱団のメンバーをウィーンに連れてきて創設したのが始まりと言われています。
合唱団は当初宮廷音楽隊として20人ほどの少年たちで構成され、礼拝堂でミサ曲の演奏を行っていました。その後第一次世界大戦後に解散のような状態になりましたが、宮廷音楽隊の総長となったシュニット神父が1924年に再び少年合唱団として組織し、現在に至っています。

ウィーン少年合唱団1

見どころ

合唱団が創設以来歌声を長年披露してきた王宮礼拝堂(ブルクカペレ)で毎週日曜日と祝日にウィーン少年合唱団がミサのために合唱を行っています。小さな礼拝堂に響く天使の歌声はやさしくいつまでも残っているようです。
しかし会場となる礼拝堂はさほど多くはないために、チケットの入手が難しく、発売と同時にすぐに売り切れてしまうことが多くなっています。
王宮礼拝堂以にも、2012年に合唱団独自のコンサート会場として設立したMuThでウィーン少年合唱団のコンサートが開かれています。こちらは400ほどの座席とステージのある本格的なホールですので、こちらのコンサートも観光客には人気です。