ウィーン自然史博物館
ウィーン自然史博物館は世界的にも有名な博物館として、大変貴重なコレクションを約3000万点も所蔵しています。
マリアテレジアの夫、フランツ1世がフィレンツェの学者から購入したコレクションから始まったとされる博物館には、多くの科学者や冒険家達の不屈の精神と情熱とが結集したコレクションが世界中から次々と集められ、1889年から公開されました。
巨大恐竜の骨格フロアーなど約40に分けられた展示場の中でも注目を集める、鉱石や隕石のコレクションは、地球誕生の起源を学ぶ重要な展示物となっています。また、創立記念事業として設けられたデジタルプラネタリウムは、本物の夜空をよりリアルに再現する事に成功し、息を呑む程の美しい輝きを堪能できます。
館内のミュージアムショップでは展示品を模したお土産品のほか、本物の化石、見るだけでも楽しめる科学図鑑も数多く販売し、鑑賞時の休憩の場として特製コーヒーやデザートが楽しめるカフェも備えられています。
また、プライベートガイドや歴史などを身近で学べる様々なイベントも企画され、事前に予約で申し込むことができます。
見どころ
【宝石のコレクション】女性に人気がある鉱物のフロアーには珍しい鉱石のほか、マリア・テレジアが夫に送ったとされる大変豪華な宝石の花束が展示されてます。また12カラットの天然アレキサンドライトなどの億単位の宝飾品の数々はいくら眺めても飽きません。
【絶滅した動物たち】ウィーン自然史博物館は宝石の他にも多くの貴重な動物たちの剥製が展示されています。なかでも飛び掛りそうなライオンは多くの観光客が大きな口の前で記念撮影を行っています。
【博物館でのディナー】毎週水曜日には博物館内でディナーを楽しむ事ができます。6月からの夏休み期間は行われていませんが、季節の野菜やムール貝を館内カフェスペースで味わえます。カフェスペースを予約で貸しきることもでき、子供の誕生会やイベントに利用されています。冬には博物館前のマリア・テレジア広場でクリスマスマーケットが行われ、暗くなってからも屋台のイルミネーションがキラキラと輝き、多くの人で賑わいを見せています。
【屋上から市内を一望】こちらも毎週水曜日の夜のみですが屋上ガイドツアーに参加する事ができます。市内の主要な建築物の多くがライトアップされており、美しい街並みと夜景が楽しめます。
【ウィーン美術史美術館】まるで自然史博物館の双子のようなそっくりの建物は、ルーブル美術館と並ぶヨーロッパを代表する美術史美術館です。こちらのカフェのケーキはオーストリアでも評判の美味しさで、カフェ内の美しい装飾を堪能しながら美味しいケーキを味わえます。