インスブルック
インスブルックは、オーストリア共和国チロル州の州都で、中央ヨーロッパに位置し、ヨーロッパの東西南北を結ぶ重要な役割を果たしながら、宿場町として古くから栄えてきました。
1248年、アルベルト3世伯爵がインスブルックを統治下に置いた事を機会に近代都市として栄え、1482年、チロル州の州都になり、1964年と1976年には、冬季オリンピックが開催されるなど、世界的にも知られる有名な都市でもあります。
インスブルックは、アルプス高峰に囲まれ、標高が高く、冬は最も寒く、雪も頻繁に降り、特に山は雪が多く、最もウィンタースポーツの環境が整っており、更に雪と青空と太陽の下で楽しむウィンタースポーツがとても魅力とされ、それを目的に世界中から多くの人々が訪れます。
また、インスブルックは、舞踏会や演劇などの芸術活動も盛んであり、ハプスブルク家の下で、多大なる発展を遂げ、現在も中世の芸術と文化の面影を十分に残しています。
見どころ
インスブルックの中心にある旧市街には、広場の真ん中にキラキラと輝く黄金の小屋根、ブロンズ像が立ち並ぶ王宮教会、15世紀に建てられ、後にマリア・テレジアにより改築された豪華な内装が施された王宮、18世紀前半に建てられた美しいバロック様式の大聖堂、表と裏側の彫刻のデザインが異なる凱旋門、街のシンボル的存在であるアンナ記念柱などの数々の美しく、豪華で伝統的な建物が立ち並び、歴史と文化遺産に触れる事が出来、更にアルプスの自然の風景との融合がまるで絵画を見ているような見事な美しさで、その魅力に惹かれるものでもあります。
また、オーストリアは、クラッシク音楽が有名な都市が多く、インスブルックでも、路上でクラッシク音楽のライブが行われ、街中でクラッシク音楽が楽しめるのも魅力の一つです。
冬は、白銀を背景に、アルペンスキーをはじめ、スノーボード、スケルトン、アイススポーツなどウィンタースポーツを幅広く存分に楽しむ事が出来、夏は、インスブルックの市街の周辺には、初心者から上級者まで楽しめるハイキングコースがいくつもあり、ケーブルカーやロープウェイで山頂に登れば、展望台からインスブルックの街が展望出来るなど、更にアルプスの絶景と大自然を堪能出来ます。
チロルの郷土名産品をはじめ専門店やデパートなども数多く有り、ショッピングも十分に楽しめます。1年中を通し、世界中から多くの観光客が訪れ最も活気あふれる街でもあります。