イギリス ウェストミンスター寺院の観光・見所について

ウェストミンスター寺院

ウェストミンスター寺院

イギリスはロンドンのほぼ中心街に位置するウェストミンスター寺院は、世界に名だたる名所であるとともに、ロンドンの象徴とも言える建物でしょう。世界遺産にも指定され、ロンドンと英国の重要な文化財にもなっています。
ウェストミンスター寺院は、ヘンリー8世が創設したイングランド国教会の教会であり、数々の英国の歴史的な王室行事が執り行われた場所としても知られています。そしてこの寺院の内部には、歴代の王や女王、そして数々の名だたる政治家がこの広大な寺院に埋葬されています。この寺院の荘厳な佇まいは、イギリス中世のゴシック様式であり、見るものを圧倒する美しさに満ちた建築物として知られています。
この寺院は、11世紀にエドワード王が建設して以来、1066年から英国国王の戴冠式が執り行われる場所でもあります。
日本でも多くの学校や職場で使用されている時刻を知らせるために鳴らされる鐘の音は、この寺院のためにつくられた、ウエストミンスターの鐘が元となっています。

ウェストミンスター寺院1 ウェストミンスター寺院2

見どころ

ウェストミンスター寺院は、国会議事堂と通りを挟んで隣接する場所に建っています。寺院の内部も大変に広く、北歩廊には王家の墓や、各礼拝堂に数多くの記念碑が並んでいます。
ここにはナイチンゲールの記念碑もあり、彼女が看護師として力強く意志を貫き生きたその半生を物語るように、フランスの彫刻家、L・ F・ルービリャックによる彫刻が飾られています。そのほかにもこの北歩廊には、ヘンリー7世やエリザベス1世、メアリー・チューダーなどの歴史に名を残す英国王室の人物が祀られています。
ヘンリー7世の礼拝堂には、ヘンリー7世とその王妃のブロンズの彫刻があり、その上からはステンドグラスを通して美しい光が降り注ぎます。南側回廊には、エリザベス一世との確執により、裁判により死刑にされた悲劇のスコットランド女王、メアリー・スチュアートの墓もあり、エリザベス一世を凌ぐ墓碑の豪華さには目を見張ります。
そのほかにもこのウェストミンスター寺院の裏庭、手入れの行き届いたカレッジ・ガーデンには、春季節の折々に咲き乱れる花々を楽しむことが出来ます。

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