ストーンヘンジ
世界の七不思議のひとつとして有名な先史時代の遺跡であるストーンヘンジは、イギリス南部のソールズベリーから北西に13kmの場所にあり、未だに多くの謎が残る遺跡として世界中のミステリーファンや観光客の人気スポットとなっています。
ストーンヘンジとは直立した巨大な石が円状に並ぶストーンサークル(環状列石)とそれを囲む土塁と堀のことをいい、紀元前2500年から2000年の間に建設されたと考えられています。その巨大な石は主にサーセン・ストーン(砂岩)とブルー・ストーン(玄武岩)で構成されているのですが、最大で40tを超えるサーセン・ストーンは30kmほど離れたマルバラーの丘から運ばれ、ブルー・ストーンにいたっては250km離れたウェールズのプレセリーの丘から運ばれたと考えられています。
何の目的で建設されたのかは未だに解明されていませんが、夏至の日に高さ6mの玄武岩と、中心にある祭壇として使われたと考えられる石を結ぶ直線状に太陽が昇ることから、太陽崇拝の祭祀が行われる場所、古代人の天文台、またはケルト民族のドルイド教のための礼拝堂や宇宙と交信する場所であったなどという説が唱えられています。
ストーンヘンジを中心とした周辺の遺跡と、30kmほど離れた場所にあるエーヴベリーの遺跡群とをあわせて「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」として1986年にユネスコ世界遺産に登録されています。ストーンヘンジはイギリスの国家遺産として保有・管理され、周辺の遺跡はナショナル・トラストが保有し、これらの遺跡群は登録古代モニュメントとして法的な保護下に置かれています。
見どころ
[ストーンヘンジ]遺跡の周辺は広大な牧草地が広がっており、歩いて行ける範囲に鉄道の駅や路線バスの停留所などがありませんので、現地までの移動はタクシーかレンタカーを利用することになります。ロンドンからストーンヘンジへの日帰りツアーに参加するのもお勧めです。
ストーンヘンジ周辺はイギリス政府の設立団体「イングリッシュ・ヘリテイジ」が管理していますので、個人で見学を希望する場合はビジター・センターで入場券を買う必要があります。開場時間も季節によって変わりますので、あらかじめ確認しておくと安心です。また、悪天候の場合は遺跡周辺に近寄ることができない場合もありますので注意しましょう。現地では日本語のオーディオガイドも無料で貸し出されていますので詳しい説明を聞きながら遺跡めぐりを楽しむことができます。
[ソールズベリー]ストーンヘンジを見学する際には、ソールズベリーに立ち寄り街並みを散策するのもお勧めです。街の中心部にはイギリスで2番目に建設されたというイングランド建設の傑作「ソールズベリー大聖堂」の尖頭を見ることができます。また、火曜日と土曜日には広場で1200年代から続くオープン・マーケットが開かれていますので、掘り出し物を見つけることができるかもしれません。中世時代からの建物が並ぶソールズベリーの街並みは美術館のようで、散策するだけでも楽しめます。
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