イギリス グラスゴーの観光・見所について

グラスゴー

グラスゴー

スコットランド南西部のグラスゴーはロンドンから飛行機で1時間半ほどの距離で、ロンドン、バーミンガム、リーズに次ぐ人口を抱えるスコットランド最大の都市であり、年間300万人もの人が訪れるイギリス屈指の観光都市です。
文化・芸術・若者の街としても知られる産業都市で、15世紀創立の名門グラスゴー大学があることでも有名ですが、かつては多くの移民が住まう工業の街であったことから、地元の人々が使う英語はスコットランド訛りが非常に強く、また、方言も多く使用されていることから聞き取ることが難解であるといわれています。
6世紀ごろにキリスト教の聖人の伝道によりつくられたというグラスゴーは、12世紀にはグラスゴー大聖堂が建立、15世紀には現代まで続く名門大学が創設され、1707年にイングランド王国とスコットランド王国が合併し連合王国が誕生した後に始まった産業革命以降、綿工業や造船などの重工業の中心地として、イギリスの発展にとって重要な役割を果たした工業都市でした。
現代では工業都市の面影はなく、街全体が近代的でアートやデザイン・音楽など芸術的でスタイリッシュな雰囲気が漂う魅力的な都市です。

グラスゴー1

見どころ

[グラスゴー大聖堂]宗教改革での破壊をまぬがれた歴史的に貴重なこの大聖堂は、15世紀からほぼ変わらぬ姿をみることができる、イギリス屈指のゴシック様式建造物です。荘厳な大聖堂の内部は息をのむほど美しく一見の価値があります。地下礼拝堂には創始者といわれる聖マンゴーの墓があり歴史を肌で感じることができます。また、大聖堂のすぐ近くにはグラスゴー最古の館「プロバンド領主館」や「聖マンゴー宗教博物館」があり、15世紀のスコットランドの暮らしや日本の宗教についての展示も見ることができお勧めです。
[グラスゴー大学]15世紀に創設された歴史のあるこの名門大学は、豊かな木々に囲まれた公園のような場所にあります。19世紀の半ばには、当時、近代国家を目指していた日本から来た多くの留学生たちが工学を学んでいたという、日本にゆかりがある大学です。敷地内にはスコットランド最古の「ハンタリアン博物館・美術館」があり、恐竜の化石や古代ローマ・ギリシャ・エジプト時代の遺跡などの展示物を見ることができ、美術館ではグラスゴー出身の建築家マッキントッシュの作品を中心に見ることができます。マッキントッシュの自宅が再現された「マッキントッシュ・ハウス」は必見です。
グラスゴーには、マッキントッシュが設計やデザインを手がけた建築物や作品を多く見ることができる宝庫ですので、マッキントッシュが手がけた建物などを巡りつつ街を散策するのもお勧めです。