エジンバラ城
エジンバラは、スコットランドの東岸にある人口約46万人の都市です。火山の溶岩の上に造られた地盤が強固な街としても知られています。気候は温和な海洋性気候で、夏の最高気温は22度、冬は零下になることは少ないです。古くからスコットランドの行政府が置かれ、金融業や小売業を中心に商業都市として栄えました。現在もスコットランドではグラスゴーに次ぐ第2の都市で、政治の中心地でもあります。
旧跡も豊富にあり、旧市街と新市街の美しい街並みは世界遺産に登録されており、英国国内でロンドンに次ぎ2番目に観光客が多い人気の観光地になっています。
ここエジンバラのシンボルで一番の観光スポットはエジンバラ城です。このお城は、キャッスル・ロックという岩の上に建っており、古代から要塞として使われていました。街の中心にあるカールトン・ヒルという小高い丘で、毎年8月にエジンバラ・フェスティバルが開催され、多くの観光客で賑わいを見せます。
見どころ
エジンバラ城は、この街のシンボルであり人気の観光スポットです。スコットランド王室の居城として造られたお城で、岩壁に建てられたその姿はまさしく要塞そのものです。街中から見上げるエジンバラ城も素晴らしいですが、近くで見る城壁やお城のつくり、中の展示物も見応えがあります。またごつごつとした岩山の要塞からの眺めも格別です。
城内のロイヤルパレス内には、16世紀に作られたスコットランド王家の宝冠と、代々スコットランド王が戴冠式を石の上であげたといわれる「運命の石」を見ることができます。城内の建築物の中で最も古いものが、12世紀初期に造られたセント・マーガレット教会です。その他にも博物館などがあり、エジンバラの歴史を垣間見ることができます。
エジンバラ城では、日曜日を除く毎日13時に、お城に設置されている大砲で空砲が打たれます。「ワンオクロックガン」と呼ばれるこの空砲は、かつてフォース湾を航行する船乗りに時を知らせるために行われていたもので、今はこの儀式を見るために観光客が時刻になると集まってきます。
またエジンバラ城では、毎年8月にミリタリー・タトゥというイベントが1ヶ月ほど開催されます。軍隊のマーチングやバグパイプの演奏など、スコットランドを感じさせる壮大なイベントで、世界各国から観光客が訪れます。同じ8月の後半にエジンバラ城で行われる花火も名物となっており、崖の上から花火が流れ落ちる景色は本当に美しく心を奪われます。