エジンバラ
エジンバラはスコットランドの首都で、エドウィンの城という意味を持っています。火山から流れ出た溶岩の上に作られた街のために地盤はかなり固いです。スコットランドではグラスゴーに続く第二の都市であり政治の中心地となっているだけでは無く、旧市街や新世界の街並みの美しさによりユネスコの世界遺産にも登録されている魅力のある観光地となっています。
毎年8月になるとエジンバラフェスティバルが行われており非常に賑やかです。
歴史を見て行くと4000年前の新石器時代まで遡る事が出来、多くの狩猟者や採集者が定住していたようです。ローマ時代になるとゴドッディン族、暗黒時代にはアングル人が入って来ており、11世紀になると当時のスコットランド王であるマルコム3世が城を建てており王妃は聖堂を創建しました。
15世紀になるとイングランドに何度も侵入される度に退けるということを繰り返していましたが、1437年にパースでスコットランド王のジェームズ1世が暗殺されて1492年にエジンバラに首都が移動したのを契機にスコットランド議会が創設されましたが、1603年に商業や政治的な重要性は低くなってしまい、1707年にイングランドと合併して議会は解散しています。ただし自主独立や反骨精神は城や砦が残る街並みによって現在まで伝えられています。
18世紀から19世紀になると文化的な中心地として大いに栄えており、アダム・スミス等の哲学者を生み出しました。イングランドに併合されたのは1726年の事で、公爵位であるエジンバラ公はこのエジンバラの街の名前にちなんでいます。
見どころ
エジンバラ城は岩山の上に建ってる要塞であり、7世紀まで遡る事が出来る歴史深い建築物です。日曜日以外では13時になると城の大砲を鳴り響かせる事で知られています。エジンバラフェスティバルが行われている期間では城の前にある広場でミリタリー・タトゥーが繰り広げられます。スコットランド軍楽隊と兵士によるパレードでタータンチェックとキルトを着用した兵士達がバグパイプを吹き鳴らしながら整然と行進しており、エジンバラの夏の風物詩として多くの観光客が見物にやって来ます。
ロイヤルマイルは、エジンバラ城とエリザベス女王の避暑地となっているホリールードハウス宮殿を結んでいる通りで、多数のパブや教会やお土産物屋等が立ち並んでいます。
ホリーヒル公園はホリールードハウス宮殿の南に位置する丘で、切り出した崖が非常に壮観な景色を作り出しています。
カールトン・ヒルはホリーヒル公園の北にある公園で、頂上には記念碑や旧天文台があり360度に渡って周囲を見渡す事が出来ます。
ペンギンを世界に先駆けて飼育を始めたエジンバラ動物園は、動物達が自由に振る舞っており、決められた時刻になればペンギン檻の扉が開かれて、可愛らしいペンギン達が客の居る通路を散歩させるイベントであるペンギンウォークが行われます。
ウイスキー好きにはたまらないスコッチウィスキーエクスペリエンスはスコッチウィスキーの博物館で電動カートでウイスキーの歴史を学べるだけではなく、蒸留の工程を見学する事が出来ます。ショップが併設されており270種類のウイスキーが置かれています。
他にも様々な名所が目白押しとなっています。