ロワール地方とノルマンディー地方の魅力｜現地オプショナルツアーの[みゅう]

ロワール地方

ロワール河流域のフランスの庭

フランス最長のロワール河の流れるロワール地方。フランス王家とのゆかりも深く、ルネサンス様式の優美で壮麗なシャンボール城、貴婦人の美しい城シュノンソー城、フランソワ1世ゆかりのアンボワーズ城など、緑豊かな田園地帯に美しい城館が数多く点在しています。ロワール河に育まれた大地の恵みと貴族文化が栄えたことから、豊かな食文化も特色です。

● シャンボール城
ロワール地方の入口、ソローニュの森に佇むシャンボール城はロワール地方最大の規模の古城。16世紀初頭、狩猟を愛したフランソワ1世によって野生の動物たちが生息する森林地帯に建てられました。26年の歳月をかけて建てられたルネッサンス様式の壮麗な城は、左右対称に均衡の保たれた美しい姿を湖面に映し出しています。

● シュノンソー城
代々城主を女性がつとめた歴史から、「6人の貴婦人の城」と呼ばれるシュノンソー城は、その名にふさわしいロマンティックな佇まいの優美なお城。ロワール河の支流であるシェール川の水面に浮かぶように建つ姿は幻想的な美しさを湛えています。橋の上のギャラリー、かつての城主であった二人の女性の名が付けられた広大な庭園も見どころです。

ノルマンディー地方

海と自然に恵まれたフランス北部地方

フランス北部の海峡に面したノルマンディー地方。海辺の穏やかな町から緑豊かな自然と牧草地帯、心和む田舎の村。印象派の画家たちをはじめ、多くの芸術家を魅了してきた美しい風景が広がります。「西洋の脅威」と称される幻想的な孤島の修道院、世界遺産のモンサンミッシェルは世界中の人々が訪れる一大観光地となっています。

「西洋の驚異」モンサンミッシェル

行ってみたい世界遺産の上位に常に挙げられるモンサンミッシェル。フランス北西海岸のサンマロ湾に位置しています。かつては孤島の修道院で、その隔離された立地ゆえ牢獄として、戦時には要塞として使われた歴史もありました。今日では一大観光地として世界中の人々を魅了し続けています。

A 要塞のような堅牢な修道院。「ラ・メルヴェイユ」（西洋の驚異）と称えられる、北面の３層からなるゴシック建築部分は特に必見です。晴れた日にはテラスから素晴らしい眺めも見渡せます。

B モンサンミッシェルの名物料理となっているふわふわのオムレツ。19世紀に宿屋の「プラ―ルおばさん」が、修道院まで辿り着いた巡礼者たちを元気づけようと、泡立てて大きくしたオムレツを振舞ったことが始まりとされています。

C 豊かな牧草地に囲まれたモンサンミッシェルではおなじみの黒い頭の羊たち。道路を渡って歩く姿も見られます。この地域では羊肉も名物で、海水に浸った牧草を餌とするため、潮の香りがするとか。

D 中世から巡礼者たちが歩いてきた、島の入口から修道院を結ぶ参道が「グラン･リュ」。大通りという名称とは異なる狭い通りにはショップやレストランが立ち並び、観光客が賑やかに行き交います。

E 一泊するなら、ぜひ対岸から時間と共に刻一刻と姿を変えるモンサンミッシェルを観賞してみましょう。夕闇に浮かぶ姿、ライトアップされた夜景の幻想的な美しさは感動的です。

ノルマンディー地方の魅力的な村

風光明媚な海沿いの町、可愛らしい町並みの田舎の村が点在するノルマンディー。喧騒を忘れてのんびりと心穏やかなひとときを過ごすことができます。

● オンフルール　Honfleur
ノルマンディー地方の情緒あふれる古い港町、オンフルール。イギリス海峡に注ぐセーヌ川の河口にあたる風光明媚な町です。色彩豊かなヨットが停泊し、絵葉書のような旧港沿いの美しい街並みはモネを始めとする印象派の画家たちに愛されてきました。またクラシック音楽の奇才作曲家、エリック・サティの故郷の町としても知られています。

● ポンレヴェック　Pont-l'Évêque　
ノルマンディー地方の特産品といえばチーズですが、そのチーズの生産地としても知られているチャーミングな田舎の村。この地方の特徴的なかわいい木組みの家々が並びます。村は川にかかる橋を中心に作られており、時がゆっくり流れているかのような、のどかな風景に癒されます。