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    本日、ローマの新聞 CRONACA DI ROMA のトップ記事


    2013-01-30

  • ここ最近、

    一般企業から寄贈される寄付金での

    ローマの遺跡修復が盛んに行われています。

    たとえばコロッセオは、

    既に部分的に修復作業が行われていますが

    こちらは靴で有名なTOD'S が寄付金を寄贈しています。

    またトレビの泉も、

    イタリアを代表する世界的ファッションブランド

    FENDIの寄付金により、修復作業が行われる予定です。

     

    そして本日のローマ新聞

    CRONACA DI ROMA のトップにはこのような記事がありました。

    トップ記事の中央にご注目ください。

    La Piramide con gli occhi a mandorla

    直訳すると「ピラミッドはアーモンドの目と共に」

    イタリア人は文章を書くとき、

    またニュースなどで言葉を発する際、

    東洋の人を

    アーモンドの目と言う風に美しく喩えます。

     

    ローマにピラミッドが在ることは他の遺跡ほど

    知られているわけではありませんが、

    地下鉄B線PIRAMIDEを出て直ぐ目の前に

    ローマの青空を鋭く貫くような白い大理石がその姿を現します。

    このピラミッドは、アウグストゥス時代の紀元前18年から12年の間

    古代ローマの執政官、法務官を務めていた

    ガイウス・ケスティウス・エプロの墓として建造されました。

    ピラミッドの東側には碑文があり、それには

    ケスティウスの遺言により、

    彼の遺産相続人の一人と奴隷解放一人の監督の下、

    330日間を費やして建造された、と刻まれているそうです。

    大理石表面はルナ産の白色大理石がはられており、

    基底部の一辺は長さ30メートル、高さは36.4メートルあります。

    また話は逸れますが、

    このピラミッドの裏側には英国人墓地があります。

    そこには喧騒なローマとは違った、

    落ち着いた静かな空間が広がっていて

    かの有名な英国の詩人シェリーもこの英国人墓地に眠っています。

    「冬来たりなば春遠からじ」 

     

    今朝のローマ新聞 CRONACA DI ROMA は、

    そのピラミッドについての記事のようです。

     

    興味深々、新聞を開いてみました。

    古くからイタリアとの取引のある日本企業、

    八木通商株式会社からの寄付金寄贈により

    このピラミッドの修復作業が始まったと書かれてありました。

    ピラミッドの修復は2000年にATAC (ローマの公共交通機関) の

    寄付金寄贈によって行われたのが最後ですので

    今回13年後の修復作業となります。

     

    ピラミッド形の物にはその形そのものが宇宙エネルギーなどを受けて、

    生命力を活性化させる不思議な力が宿るとも言われています。

     

    この修復作業にはおよそ10ヶ月ほどかかるようで、そうすると

    今秋頃にはその摩訶不思議なエネルギーに溢れ、

    更に磨きかかったピラミッドを見ることが出来そうです。

    白く美しくなったパワー溢れるピラミッドの姿を早く見てみたいですね。

     

    本日もみゅうブログサイトへお越しいただきありがとうございました。 


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