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プライベートツアーピサ、ルッカ
このツアーの一日をご紹介したいと思います。
まず専用車でフィレンツェからピサまで向かいます。
ホテルの場所にもよりますが、所要時間は1時間15分程度で、高速道路にてピサの「奇跡の広場」まで向かいます。
このPiazza dei miracoli(奇跡の広場)は、1910年にイタリアの有名な詩人ガブリエーレ・ダンヌンツィオがこの広場にやって来た際に、あまりの綺麗さに「奇跡のようだ!」と言ったためにこのように呼ばれています。
その言葉通り、初めてこの広場にやってくると「いや~なんだこれ!」というのが第一印象です。
ここには斜塔の他、大聖堂や洗礼堂、カンポサントなどのモニュメントがありますが、斜塔の入場券で大聖堂にも入れるので、時間がある場合には大聖堂に入ることをお勧めします。
大聖堂の入場は無料なのですが、ここだけ入ろうとするとチケット売り場に行き、大聖堂の無料入場券をもらいに行かなけれがなりません。
無料入場券は一時間の枚数が限られていますので、混んでいる時には1時間後、2時間後のものしかもらえない場合があります。
しかし洗礼堂や斜塔、カンポサントなどの入場券を買った人にはもれなく、大聖堂にいつでも入れる無料入場券がついてくるようになっています。
このツアーでは斜塔の入場が含まれているので、いつでも大聖堂にも入ることが出来ますね。
大聖堂は1063年に、パレルモの海戦でピサがイスラム教徒に勝利した際に得た戦利金にて建てられました。
内部はロマネスク様式でシンプルですが、いくつか見どころがあります。
まずガリレオのランプと言われているランプが、ちょうどクーポラの下あたりに見えます。
ガリレオ・ガリレイがこのランプが揺れるのを見て、「揺れが大きくても小さくても戻る時間が同じ」という振り子の原理に気づいたと通説では言われているため、ガリレオのランプと言われているわけなんですが、実はガリレオがこの原理を発見したのが1581年から1584年で、このランプがドゥオーモにあったのは1587年からなので、計算があわず、このランプではなかったというのが真実のようです。
これよりも少し小さいランプを見て原理に気づいたようです。
オリジナルといわれているランプはカンポサント博物館にあります。ドゥオーモにあるものよりもかなり小さいです。
このランプの近くに、ジョヴァンニ・ピサーノの作った説教壇があります。
パネルには新約聖書の場面が彫られており、とても細かく人間の表情が出ています。
また右奥にはピサの守護聖人ラニエリの墓があり、仮面と洋服と靴を履いたラニエリ聖人の遺体を見ることが出来ます。
彼は1161年6月17日に亡くなりますが、色々な奇跡を起こしたと言われており、
悪魔にとりつかれた女性から悪魔払いをした
ピサのお医者さんの娘を蘇生させた
彼が亡くなった時ピサの教会の鐘が全部鳴った
などと言われています。
さて、大聖堂を出て目的の斜塔に入場します。
入場にあたりカバン類を持って入れないのでロッカーに預けることになります。
ウエストポーチ、ポシェットなども持ち込めません。
お水、傘、携帯、カメラ、パスポートホルダー等は持ち込むことが出来ますが、それ以外は持ち込めませんので斜塔入場前に預けに行きましょう。
入る前に簡単なセキュリティーチェックもあります。
それが終わったらいよいよ入場開始です!
螺旋階段 294段を上っていきますが、階段が細く、人が歩くところはすり減っているのでちょっと気をつけなが上ってください。
昔は一番上のドーナツ型の所まで行けたのですが、現在はその下の鐘があるところまでが入場可能場所となっています。
ここから綺麗な景色が見渡せます。
斜塔は1173年から1372年にかけて作られましたが、どんどん傾き続けていたため、1990年から2001年にかけて修復され、現在は傾きが止まっています。
それどころか修復してから4センチ傾きが戻ったとか...
何故こんなに傾いたかというと、まず地盤が弱かったんですね。
あと1万5千トンの重い石でできていて、普通内部の階段は普通は軽い木で作るのに、見た目重視で大理石で作ってしまい、重くなってしまったそうです。
とにかく重すぎた、という事ですね。
要するに設計ミスですが、そのおかげで世界中から観光客が来るようになったので、結果的には良かったのではないでしょうか?
その後、ピサかルッカでランチを自由にとっていただきますが、今回はピサで簡単にピザ、パスタ、サラミの盛り合わせなどを召し上がっていただきました。
アシスタントがいますので、おすすめを聞いてみてもいいかもしれませんね。
2番目の都市はルッカです。
小さな街なので旧市街は全部徒歩で散策できます。
この街は1504年か1648年にかけて作った城壁がほぼ完璧に残っていて、遊歩道となっています。
そしてなんといってもジャコモ・プッチーニが生まれた街です。
1585年に旧市街で生まれますが、現在も生まれた家が残っていて博物館になっています。
しかし彼はすごいヘビースモーカーだったそうで、最後は喉頭がんで亡くなってしまいました。
ルッカのトッレ・デル・ラーゴに別荘を買い、生涯ずっと仕事場兼自宅としましたが、お墓もなんとこのトッレ・デル・ラーゴの家の中にあります。
あとやはりここまで来たらドゥオーモ入場をお勧めします。
3ユーロの入場料がかかりますが、有名な「Volto santo 」ボルトサント。
訳すと聖なる顔と言われている木のキリストの磔刑像があります。
伝説によるとニコデモ(キリストに共鳴した人物でキリストの処刑後はキリストの遺体を引き取って埋葬した人)がこの磔刑像を作ったとされていていますが、実際は芸術的には今から1000年前くらいの作品と言われています。
多分本物が傷んできてしまったのでコピーとして作られたのではないかと。
この磔刑像はずっと迫害を逃れるため隠されていましたが、ある日、船によってトスカーナのルーニと言う港に着きます。
その後、牛に引かせた車によってルッカの街まで運ばれました。
現在でも信仰の対象になっている磔刑像です。
もう一つ有名な作品はヤコポ・デッラ・クエルチャ作のイラリア・デル・カレット のお墓です。
彼女は1400年から1430年にこのルッカを治めていたパオロ・グイニージの妻で結婚してすぐ25歳という若さで亡くなってしまった女性です。
まるで何世紀もの間、非現実的な眠りに中にいるようで、あんまり苦しんでいいる様子がありません。
実際の大きさで膨らんだ袖、手首の所がつぼまっていてすごいリアリズムです。
足元の子犬は「夫に捧げた貞節」の証です。
とてもエレガントな作風ですね。
その他、ティントレットが描いた最後の晩餐の絵があります。
最後に、せっかく来たのでローマの円形劇場の跡もお勧めです。
もちろん残念ながら建物はローマ時代の物は残っていませんが、周りの建物が円形劇場の形、楕円形に残っています。
広場の部分がアリーナだったところで、住宅があるところが観客席の部分になります。
約1時間から1時間30分くらい散策した後、フィレンツェに向かって専用車で戻ります。
この旅のポイントは専用車なのでモニュメントの近くまで車で行けること。
そしてどこに見どころがあるかよくわからない方は日本語アシスタントがいるので効率よく案内してもらえることでしょう!
皆様のお越しをお待ちしております。
本ツアーの詳細はコチラからご覧いただけます!!
https://www.myushop.net/options/detail/774?
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