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    【イタリア観光】日独伊三国同盟・彼を追ってロ-マから北へ!ムッソリーニの過ごしたヴィッラへ潜入!


    2021-05-17

  • Buongiorno!

    イタリア政府公認旅サポ-ト、マジカイタリアのケイティです。

     

    みなさんは三国同盟、って歴史で習ったの覚えていますか。

     

    ドイツ、イタリアと日本がいっしょに戦った時代がありました。

     

    その時のイタリアのトップがベニート・ムッソリーニ

     

    独裁者として政権把握。その後捉えらえて山中に監禁されるもドイツ軍により救出。

     

    その後はドイツの傀儡政権で繋ぎ最終的にパルチザンにより銃殺されてミラノの広場にて逆さ吊りとなった当時の首相です。

     

    ドイツで「帰ってきたヒットラー」という映画があるそうですがイタリアでも「帰ってきたムッソリーニ」との題名でこれは独裁者としての彼ではなくコミカルに映し出された作品となっています。

     

    彼は「ヒットラーと組んだから悪かった」と BAR で雑談したおじいちゃん達。

     

    彼も最悪の独裁者ですがヒットラーも元々美術の才があり希望する美術学校の試験に落ちてしまった事がそれからの彼の人生を変えてしまう事になったそうでうまくいきませんね。ここで彼が試験に合格して大芸術家になっていたら。。。

     

    独裁者としてのムッソリーニ、彼の名言。

     

    *羊として 100 年生きるくらいならライオンとして 1 日だけ生きる方がいい。*

     

    正にパルチザンに銃殺されようとした時に強い態度で臨んだというのも納得。

     

    そして今度はその彼について世界の著名人からの名言。

     

    *私利私欲の無い政治家* ガンジー

     

    *文明の英雄* フロイト

     

    *ローマの精神を具現化した現在における最大の法律制定者* チャーチル



    さて、その彼、仕事場はローマヴェネツィア広場(Palazzo Venezia)に有りますが(ここにはちゃんと愛人の部屋もありました)住居として使用していたのが Villa Torlonia。

     

    ローマ中心からも近いので興味ある方はテルミニ駅からバスで 15 分。

     

     

    敷地内には 20 年住居としていた貴族の館(Casino Nobile)、

     

     

    ステンドガラス窓の美しいフクロウの家(Casina delle Civette)、

     

     

    劇場神殿等の見どころがあります。

     

    彼は朝早く起きて運動をしてから仕事にでかけていました。

     

    乗馬、スキー、バイク、飛行機にも興味ありでスポーツマンでもありました。

     

    その彼が毎朝運動をしていた敷地はかなり広く、今はきれいに整備され一般公開されています。

     

    いざという時の為に防空壕(歳がばれたか)バンカーも地下に用意されています。

     

    ここローマ、次に監禁されたグランサッソからドイツの軍用機で救出され(これは映画みたいな本当の話です)北のサロ(今はガルダ湖畔の避暑地)で 1 年半ほどの傀儡政府を立てたのですが南から連合軍、北からはパルチザンと態勢が徐々に悪くなりドイツに逃げようとして途中ドンゴ村でパルチザンに見つかってしまいます。

     

    これも履いていたブーツがあまりにも高級だったから見破られたとか。

     

    そしてあくる日銃殺。

     

    ヒットラー自殺より 2 日前の出来事だったそうです。

     

    ミラノのロレート広場にて逆さ吊りにされ、最終的にはプレダッビオの家族の納骨堂に収まることになりました。

     

    戦争時のやるせない事情を理解した上で彼の足跡をたずねる旅、これも有名観光地をたずねる王道の旅とは違った旅の一つかもしれません。

     

    ローマもやっと本来の天候になったことだし、(つまり春がなくていきなり夏がきた)ローマよりもっと南に出かけましょうか。



    A presto!次回もお楽しみに。

     

    マジカ*イタリア


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