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ボンジョルノ!フィレンツェガイドの伊藤裕紀子です。
残暑厳しかったイタリアにもようやく秋がやってきました。
イタリアの秋の味覚といえばポルチーニ茸です。樹木の根に菌根を作って共生するポルチーニ茸。
栽培は困難で流通するポルチーニは全て天然ものなんですって!
ちなみに「ポルチーニ」は「子豚たち」という名前です。イタリアのレストランでは一年を通してポルチーニを食することが可能ですが、乾燥ものではなくて生ポルチーニを調理したものを食するなら今です。
そこでフィレンツェ近郊のスカルペリーアの町の Sagra dei funghi Porcini に行ってきました。
sagra(サグラ)とは、収穫物の採り入れの祭りのことです。スカルペリーアはフィレンツェから車で1時間弱、メディチ家発祥の地ムジェッロの近くにあり、ナイフなどの刃物で有名な町です。
町の中には刃物屋さんがずらりと並んでいます。会場はcircoloと呼ばれる、町の中の社交クラブのような場所です。
最初に注文書に食べたい料理と品数を記入。
支払いが終わってからテーブルで待っていると、係員が支払済のレシートを見て、料理を運んでくれます。コロナウィルスのために入場人数が制限されることも考えて、予約をいれてさらに混み合う時間を避けて早めに行ってきました。
それでは料理の写真をご紹介しますね。
まずはアンティパスト(前菜)
ポルチーニ茸のクロスティーニです。
焼いたパンの上に調理してトロトロになっているポルチーニ茸がのっています。そしてあえてプリーモピアットは抜かしましたがポルチーニ茸のスープやパスタがありました。
メインはど〜んとお肉の上にポルチーニ茸の傘の部分がふたつのっています。
ポルチーニ茸は調理していくと傘の部分がしゅるしゅると小さくなっていきます。
調理後でもこれだけの大きさがあるということは、調理前はどんな大きさだったんでしょう!最後はワインのつまみにポルチーニ茸のフライです。
ポルチーニ茸のサグラ
2020-09-30
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