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長いこと修復中で見学不可だったラファエッロのアテネの学堂のカルトンの修復が終わり、とうとう今年(2019年)の3月27日から修復後初のお目見えとなります。
フレスコ画のカルトンはほとんどが残っていませんが、このカルトンは、実際に使われたわけではなく、ラファエッロが法王にこんなフレスコ画を描くんですよー、と描いてみせた習作のようなものなので、これだけ保存が良いんだそうです。
あの有名な、後で追加されたミケランジェロの姿はこの段階ではありません。
このカルトンはフェデリコ・ボロメオ枢機卿が欲しくて欲しくて。しかし持ち主のファビオ・ボロメオ・ヴィスコンティからはなかなか譲ってもらえず、結局彼の死後、未亡人から大金はたいて売ってもらったのですよ。
ミラノに来てこれを見ないわけにはいきません!
残念ながら日本人のツアーにはなかなか組み込まれていないのですが、結構プライベート客で賑わうアンブロジアーナ絵画館。
なんてったって、ダヴィンチの直筆手稿も見れますしね。
しかし!残念なお知らせも・・・
なんと世界最高の静物画と言われるカラヴァッジョの果物篭は7月7日までこちらには無いのです・・・・
しかし!ミラノに居ます!!この作品が貸し出されているのは、なんとミラノドゥオモの隣の王宮の静物画展になので、そちらで見ることができますよ~~
ラファエッロのアテネの学堂のカルトン修復後の公開開始
2019-03-19
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