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明日2月21日よりミラノのレアーレ宮殿にて待望のアントネッロ・ダ・メッシーナ展が開催されます。
と言うことで、プレスカンファレンスにお邪魔していち早く見てきちゃいました。
ドゥオモ真横と言う絶好のロケーションにあるレアーレ宮では一年を通して常に興味深い美術展が開催されておりますが、今回の美術展も集客率すごそうです。
アントネッロ・ダ・メッシーナは15世紀のイタリアを代表する肖像画家。彼の絵の魅力は、イタリア絵画独特の特徴と、フランドル絵画の特徴である細密描写。
今回は特に、シチリア州とのコラボで彼の作品19点を展示。
↑聖ヒエロニムスの書斎。こ、これはすごい!小さな絵ではあるが、その遠近法から細密描写。まるでミニチュアの世界を覗いているような錯覚に陥ってしまう。見れば見るほど新発見。この世界観にはまりたくなる。じっくりと見たい一枚。
↑磔刑
↑男の肖像。向かい合って二枚設置されてあったが、どちらも、すごいなあ、と言う感じ。目力や光の使い方がまるで生きてるよう・・・。彼の肖像画はどれも見るたびにどきっとさせられる。
(あ、でもぼけてるかな、写真・・・)
↑でも、やっぱり主役はこれですかね。彼の最高傑作。この絵を知らない人は居ないのではないでしょうか?
聖母マリアのみが単独で描かれると言う斬新な受胎告知。まるでこっちが告知しているみたい。
内面を描きおこしてしまう筆力。
↑作品の隣にアップのポスターがあるんですが、これがまたすごい。
鼻筋にハイライト的に使われている光や、そしてやはり目力・・・。
ぞくぞくしてきます。
そして!これ↑もすごい。エッケ・ホモ(この人を見よ)
クビに掛けられた縄の影までリアルたっぷりに描かれている。
チケット14ユーロ
オープン時間 火から日曜日まで9時半から19時半(木曜と土曜はなんと22時半まで)月曜日のみ14時半から19時半
2019年6月2日まで開催
ミラノ・レアーレ宮殿にてアントネッロ・ダ・メッシーナ展開催
2019-02-20
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