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先日、トローネ祭りが開催されているクレモナに行って参りました。
クレモナって、バイオリンの町じゃないの?
そうなんです!ストラディヴァリ、アマーティの町。
なんと日本人バイオリン製作者の方も数多く住んでいらっしゃいます。
でも、バイオリンだけじゃないんです、トローネ発祥の地としても有名。(発祥地は実は他の町の説も多々ありますが)
トローネって??
これ↓
一応日本語では”ヌガー”とされています。硬いのからソフトなのまであるのですが、卵の白身と砂糖とはちみつで作ったお菓子の中に、焙煎したナッツ類が入ってるものです。
実際にラテン語のTorreoはこんがり焼く意味で、こんがり焼いたナッツ類を表しているのでしょうか。
なんでも、1441年にミラノ公国のフランチェスコ・スフォルツアとビアンカ・マリア・ヴィスコンティの結婚式がこのクレモナで行われる際に、この重要な結婚を何か唯一の、一度も味わったことの無いもので祝いたかった。それは街中どこでも食べられるようなものではだめだったので、料理人たちは、町のシンボルであるトラッツオと呼ばれる塔の形をした、はちみつとアーモンドの大きなクロカント菓子(カリカリのお菓子)を用意した。そこからトローネと名づけられた。
・・・とまあ、伝説です。
トラッツオ↑です。
トラッツオの形(?)のトローネ?
うわっ、すごい!
こんなふうに↑見てるだけでもわくわくしてしまうような露店が立ち並びます。
もちろん、トローネだけってわけではなく、ケーキやチョコ、なんかも、ホットワインなんかも・・・。
こーんな↑可愛いワッフル、食べたくなりましたー。
ヴァイオリン博物館は必見ですが、クレモナは是非、秋に訪れて、トローネ祭りも満喫しましょう!今年の開催は11月18日から26日まで。もちろんイヴェントが多いのは土日です。
次回はクレモナのバイオリンのお話でも・・・
クレモナのトローネ祭り
2017-11-27
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