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ピエモンテ州「食」のツアー、アスティ・スパークリングワインに続いて・・・こちらもピエモンテ州の美しい葡萄畑の景観に選ばれた1つ、
赤ワインで有名なバローロとバローロ村です。
バローロ村の周りは緩やかな丘陵地帯ですが、ほんとにほんとに見渡す限り葡萄畑!!さすが「ユネスコ世界遺産」に登録されるだけの事があるな・・と納得しました。この地方はお食事のメニューにも見られるように、野獣や野鳥がよく獲れるんですね。そうすると、自然とそのお食事にあった非常に重厚で、しっかりした渋みと深いコクのあるワインが求められたわけです。
そこで作られるようになったのが、葡萄の中でもネッビオーロと言う種類の葡萄で作られる、非常に深み・コクがある「赤ワインの王様」とも言われるバローロだったわけです。
バローロでも老舗中の老舗、ここからバローロの歴史が始まった!とも言われるマルケージ・ディ・バローロMarchesi di Barolo にお邪魔しました。
彼らが所有する葡萄畑はまた別の所にありますが、ワイナリーはバローロの街中の丘の中腹にあります。熟成させる醸造所は、この丘を掘って造られたのだそうです。
少なくとも2年(リセルバになると5年)は熟成されなければなりません。ちなみにこの大きな樽を掃除するのは、身長150cmくらいの人間なんだそうです!一方バリック樽は1つ600€もして、使い捨て。小さな樽なので焼いてカーブを作りますが、これが深い香の元になるのだそうです。
ワイナリー見学の後は・・・やっぱり試飲です。
ピエモンテ州のチーズ3種類と共に頂きました。
本当は3種類のワインの試飲だったのですが、ソムリエさん達と盛り上がってしまい、食後酒も合わせて6種類頂いてしまいました。。イタリアの好きな所です。。。
頂いた3種類は、アルコール度もやや低めで口当たりも軽いバルベラ・ダルバ、バルバレスコ地域の葡萄を使用した、コクがあるけれど飲みやすいバルバレスコ、そして赤ワインの王様、バローロ。
個人的にはバローロは香が深すぎて・・・と言う先入観があったのですが、大きな樽で熟成される為にオリが熟成中におちるからか、色が思ったより鮮やかで、癖がなく、ノド越しが重くない。。それでいて香が深~く、コクがある。。
な~んてソムリエみたいな感想を述べていますが、単純にワイン好きの私でも「これは美味しいワイン!」と心から思えるワインでした。
赤ワインの王様 バローロ
2016-08-03
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