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戻って来ました観光客!
これは5月27日木曜朝のミラノ、ドゥオーモ入場の待ち行列。平日にもかかわらず待ち時間は1時間半。
予約ラインと当日券では待ち時間がかなり違うので予約がオススメ。
テラス訪問付きのチケット保持者には、先にテラスへ行くように誘導。ミラネーゼは機転が利く。
5月の終わりからBlack Fridayというセールが行われていて、ミラノの ショップは例年(コロナ前)の約20%増しの売上。
10時の開店と同時にデパートに入っていく人たち。
デパートは、ラ リナシェンテ(la Rinascente) 。
全国展開、イタリアで一番有名なデパート。
創業者はフェルディナンド ボッコーニ(Ferdinanndo Bocconi)。1865年に創業。
1902年には経済学で有名なボッコーニ大学を設立。学名は息子の名前を使い Università Luigi Bocconi、慶応義塾大学と提携しているので、マスタークラスによく交換留学生が来ている。
中に入るとすぐに、ガタイの良いセキュリティがいる。
マスクは強制ではなくなったが、店の関係者は義務付けられている。
このセキュリティのMr.Annさんは、大学を経済学で卒業。各ポーションのセキュリティも同様らしい。
伝統ある店のこだわりが感じられる。
6階にはglobal blueの免税手続きのコーナー有り。
以前と違いスタンプは電子になったので、所謂ハンコは廃止。
7階にはドゥオーモが鑑賞できる人気のテラス席。
デパートから歩いて直ぐのガレリア(Vittorio Emanuele ll )内。
トリノの牛の紋章は健在。
小学生の社会見学。
先生もマスクを外して、説明(笑)。
そう言えば、ファッションの街ミラノ近郊にはアウトレットも多い。
このガレリアから歩いて2、3分のところにアウトレット行きのバスの乗り場がある。
有名どころは、ブランドが豊富なセッラヴァッレ(Serra Valle)。
29日土曜日、この日は59席のうち54席が埋まり、ほぼ完売。
往復で20ユーロ、とお得。
別に、ノヴァーラ県のヴィコルンゴ(Vicolungo)というアウトレット行きのバスも有り。
こちらは土日、祭日はフリー。リゾートで有名な田園風景を抜けていくので、プチドライブにもなる。
子供の遊び場もあって便利。家族連れも多い。
ミリタリーファッションが流行したが、今ショップはこちらだけ。Esercitoという結構有名なショップ。
因みに、Carabinieri collezione ufficiale(憲兵のグッズ等)もこのアウトレットで入手出来る。
マスクを外している人が大半になってきたが、まだまだ公共の乗物はFFP2のマスクが義務付けられている。
16:30にアウトレットを出発。
もちろん、バスの中はマスク使用。
一時間でミラノに戻り地下鉄の駅に降りると、Line1番のホームにビックリ。
池田理代子さんのベルサイユのバラのオスカルだらけ!
Max & co のコラボで、80年代カルト的人気を博したオスカルをテーマにした商品がこの夏発売予定。
ベルサイユのバラはイタリアでも何度も放映され根強いファンが山ほどいる。
10年以上前に文学フェスティバルのゲストで池田さんが来られたが、その前年のゲストはノーベル文学賞受賞者。
池田さんはフランス政府からも表彰されている凄い人。
イタリア人ファンが「イケダ センセイ」と呼んでいたのが思い出される。
その際、理代子さんは教会で2回、声楽のコンサートも開かれている。
オールマイティの天才。
アニメキャラクターと言えば、3、4年前にグッチが1968年の少女漫画りぼんの ビバ バレーボール を使用して話題になったが、今年はオスカルだと思うと個人的に楽しみな限り(笑)。
ファッションモード全開のミラノ。
来週はサローネという世界的な家具、デザイン関係の見本市が始まり、その後は、ピッティコレクションで、メンズモーダの関係者がフィレンツェからミラノに集結する。
コロナと共存しながら、各々が人生を謳歌しようとしている。
今週末には、エルトン ジョンのファイナルコンサートも開催される。
話題に欠かないミラノは、人集り、花盛り。
最高の季節、到来!
文・写真 waki
編集 k.Harada
コロナと共存するミラノ 全開モード!
2022-06-03
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