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ピエモンテ州アルバのトリュフ祭り
皆さん高級食材のトリュフ祭りがピエモンテ州アルバで秋だけ開催されているのをご存知ですか?
今年は10月8日から12月5日までの週末に開催されています。今年初めて行ってきました。
フィレンツェからですのでトリノまで列車で約3時間。トリノから列車またはバスで1時間20~30分でアルバまで。
トリノからアルバまでの直通列車はなんと週末はない。。ことに気づき(乗り換えないとならず2時間30分かかってしまいます。)幸いバスがあったのでバスで行きました。
フィレンツェからだと遠いですが、ミラノ、トリノの滞在していれば日帰りでも往復出来ます。
ただしアルバ行きのバスの発着所がわかりにくい上に(地下鉄で移動)トリノの駅に誰もインフォメーションを聞く人がいなかったので、下調べが必要です。
あとで気づきましたが、駅を出て大通りを渡るとツーリストインフォメーションがあるので、もしよくわからなければそこで聞いくと良いと思います。
バスで1時間20分ほどでアルバ到着。アルバの街自体はとても小さな街で、全て徒歩で散歩できる大きさです。
街の旧市街の中にも沢山のトリュフ、トリュフ入りのチーズ、サラミなどが売っていました。
さあ!トリュフ食べるぞ!
会場の白トリュフ
と出かけましたが、白トリュフのパスタ一皿50ユーロするのでまず黒トリュフのパスタ15ユーロで我慢。
その後トリュフ祭りの会場へ。
こちらは入場料がかかります。しかしお得なのは入場料とワイン試飲がセットになっている14、54ユーロ(プラスちょっと手数料がかかったと思います)のセットです。
会場内のワインの試飲
これを買うと入口でワイングラスとそれを首から下げる袋をくれます。
街を歩いていた時、これを首に下げていた人が沢山いたので「一体何なんだろう」と思っていたのですがまさにこれだったのです。
これで好きなワインを2杯試飲できます。
バローロやバルバレスコなども試飲できますし、試飲と言っても結構並々ついでくれました。
その他このグラスをもってワインを売っていいるスタンドに行くと、また好きなワインをまたそれとは別に試飲させてくれます。
試飲したら買わないとならないのでは。。と不安がよぎりますが全くそんなことはなく、他の皆さんのバンバン試飲しているのでご心配なく。
しかし最終的に2本買って帰りました。
その他チーズ、サラミ、お菓子のスタンドでも色々味見させてくれます。唯一味見できないのがトリュフでした。
しかしそもそもトリュフとは何か?
ですがこれはキノコの一種で、日本語名では「西洋松露、セイヨウショウロ」と呼ばれています。
主にフランスやイタリアの山林の土中に埋まっていて人口栽培も安定していないために、あまり取れないし、その希少性からとても高価ですね。
その為「ダイヤ」と呼ばれているそうです。
トリュフには黒トリュフと白トリュフがありますが、黒トリュフは主にフランス、スペイン、イタリアで生産され、白トリュフは北および中央イタリアがメインです。
その中で一番有名なのがこのアルバの白トリュフなんです。
白トリュフは100グラム安くても250ユーロから、高いのは550ユーロでしたので、すごく小さいものでも50ユーロしてしまいますが、黒トリュフは16ユーロとかくらいでもあったので、白は特別希少で高いのがわかります。
翌日またこのトリュフ祭りの会場でミッシェランの星付きレストランのシェフのクッキングショーと言うのを見た際に、そのシェフが作ってくれた前菜の小さいカリフラワーの上にオプションで50ユーロで白のスライスを乗せてくれる。と言うのがあり、ちょっと迷ったのですがせっかく来たので50ユーロ支払って(約6500円)上にスライスしてもらいました。
思ったより匂いはしなくて、なんか食感やシャキシャキしている感じであっという間に50ユーロ分食べ終わってしまいましたが、何事にも経験です。
2日目はこの夕方のクッキングショ―まで時間があったので近郊のグリンザーネ・カヴール城に行ってきました。
車で15分と書いてあったので簡単にタクシーで行けばよいわ。と思いホテルの人にタクシー乗り場を聞いて行ったらタクシーなど来る気配なし。
その辺の人に聞いたら「この街にはタクシーなんてめったにないよ。皆プライベートの車」と言われたためにホテルに戻り車を手配してもらいました。来たのはやはりタクシーではなくハイヤー。
ハイヤーで行ったグリンザーネ・カヴール城
運転手に聞くと「まだ今年は良いけど普段なら週末は1か月くらい前から予約しないと、アメリカ人、ロシア人のお客でいっぱいで車見つからないよ。
僕は昨日1000キロ走ってコーヒーを飲む時間も無かった。」と言われました。なのでこの時期に行く方は御注意下さい。
ただあとでそれをホテルの人に言ったら「それはおおげさよ。いくら何でもそこまで混んでないと思うわよ。」と言われたのでどちらが本当かわかりませんが、とにかくサッとタクシーを見つけることは難しいようです。
車があればこの近郊にワイナリーも沢山ありますし、お城も沢山ありますので一日あちこち回れますが、車がない方はここが一番近いのでお勧めです。
この城は元々11世紀に丘の上に防御の為の塔があり、そこに初めてこの城の最初の建物が出来ました。
19世記にカヴール伯爵カミッロ・ベンソがこの城を買い取り、ここでワインの質向上のために色々名新しい開発をしていきます。
そしてピエモンテ州の赤ワインで最も重要なワインになっていきました。
城の中は博物館になっていて、カヴール伯爵が住んでいた部屋や昔の農民達の使っていた道具、1600年代から1800年代の台所用品などが展示されています。
また周りはワイン畑になっており、自由に散歩することが出来てパネルでワイン、ぶとうの説明がしてあります。
周辺には3つほど小さなワインレストランがあってその一つに入りましたが、とても美味しかったのでこの辺でランチを取るのもお勧めです。
ワインと食べ物巡りを楽しみたい方には最適です。是非この時期にこの周辺に来られる方はアルバのトリュフ祭りにも足を延ばしてください。
【2022年イタリア観光】ピエモンテ州アルバのトリュフ祭り
2021-12-05
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