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    ミラノは花盛り


    2021-06-17


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    皆さんこんにちは。ミラノ在住30年、公認ガイドの古田由美です。

     

    ここ1年以上、コロナの影響で家籠りをしていましたが、ここイタリアでは、ようやく出口が見え始めてきたという状況で、ワクチン接種も進んでおります。(私は6月2日の予定。)

     

    外出もできるようになり、毎日お散歩を楽しています。

     

    ミラノと言えば、大聖堂DUOMO、ガレリア、スカラ座、スフォルツェスコ城、最後の晩餐など、見どころはたくさんありますが、本日は新しいスポット「ポルタ・ヌオーヴァ地区」を、ご紹介します。

     

    2004年に、この地区の都市再開発プロジェクトが承認され、今もなお続けられています。

     

     

     

    ユニクレディトタワー、2012年完成。彼の建築家、シーザー・ペリの作品。

    左上の塔は、ミラノの大聖堂DUOMOの尖塔を意識したもの。LEDがあしらわれており、夜になるとライトアップされます。

     

    地上から塔のてっぺんまでの高さは、231mあり、イタリアで最も高いビルです。

     

     

     

    ボスコ・ヴェルティカーレ「垂直の森」、2014年完成のマンション。110mと76mのツインタワー。

    ミラノの建築家、ステファノ・ボエーリの作品。

    2014年の建築デザインの国際アワードであるインターナショナル・ハイライト・アワード受賞。

     

    ボエーリ氏が2007年、ドバイを訪れた時に、ガラスとセラミックとメタルで作られた、新しい高層ビル群を目の前にし、「何とか潤いのある建物を作れないだろうか…。ガラスで建物を覆うのではなく、葉っぱや植物や低木や木々で…。」

     

    このような思いから、「垂直の森」が生まれたのです。

     

    トータルで711本の木々、5000本の低木、そして15000本の多年生植物が植えられています。

    秋になると、葉っぱが色づいて、とても綺麗です。

     

     

    ソラーリアタワー、2013年完成。ベルナード・フォート・ブレシアの作品。

    イタリアで一番高いマンションで(143m)自然光が最大に活かせるように駆使された、102戸のアパートメントです。

     

    これらの高層ビルに囲まれるように広がるBIBLIOTECA DEGLI ALBERI 「木の図書館公園」は、花盛りです。

    ソラーリアタワーの手前に見えている花畑が、それです。

     

    今となっては、老若男女を問わず、市民の憩いの場所となっています。

     

    あやめ 

     

    ポッピーとBOSCO VERTICALE

     

    UNICREDITと麦? 

     

    ロシアサルビア 

     

     

    ビルと池

     

    皆さん、ミラネーゼと(ミラノ人という意味の言葉)ひと時を共にしてみませんか?

     

    ミラノでお待ちいたしております。

     

    それではまた!お元気で!


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