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寒い冬が続いております。特にやはり北イタリアは冷え込みますからね!
こんな季節はあったかいホットチョコレートでも・・・ですが、ちょっと待って。今日はちょっと変わったホットチョコレートを紹介しましょう。イタリア王国の最初の首都、トリノ発祥のビチェリンです。
コーヒーとブラックチョコレート、ミルククリームにシロップを混ぜた暖かい飲み物。(最近のレシピでは上の写真のように、生クリームのせや、ジャンドゥイアのリキュール入りなども)イタリアでチョコレートと言えば、トリノ!と言うことで、トリノ発祥と言うのも理解できます。
2001年にはピエモンテの伝統的飲み物と認可されましたが、その歴史は古く、1800年代の末までさかのぼります。
今日はトリノで美味しいビチェリンが飲めるお店ご紹介^^
まずは、アル・ビチェリン!このビチェリンの発祥のカフェテリアこそが、その名もビチェリン!ちなみにビチェリンとは、ピエモンテ方言で、Bicchiere、つまり、グラスのことです。
↑こちらが1763年創業の老舗アル・ビチェリン。未だにここのオリジナル・ビチェリン・レシピは秘密。イタリア王国初代首相、カヴール伯爵が通ったカフェテリアとしても有名。向かいにあるサンタマリアコンソラータから出てくる王家一族をここで待っていた説、愛人との密会に使っていた説、色々ありますが、トリノを訪れてここを訪れないのは無いでしょ。
↑お土産も買えそうですよね^^
次はカフェ・トリノですかね。ここは比較的新しい、と言っても、1903年創業。トリノで最も美しい広場と言われるサンカルロ広場に面しています。
↓有名な牛もありますから、回ってください。踏んづけるだけでもいいみたいです。
↓内部がこんな感じ。
トリノのカフェテリアは老舗が多く、みんなこんな感じで古きよき時代を感じさせます。(ちなみにビチェリンだけではなく、コーヒーもいけます)
次は、やはり、サンカルロ広場、カフェトリノのほぼ真向かいにある元王室御用達のストラッタ。(最初の写真はここのビチェリン)
1836年創業のストラッタはもともとチョコレートやリキュールも生産するお菓子屋さん。1800年代にはヨーロッパで最も素敵なカフェテリアのひとつとされていました。マロングラッセも有名ですよ^^
お次はトラメッツイーノと呼ばれるサンドイッチの発祥の店、老舗ムラッサノ↓。
カステッロ広場にあり、サヴォイア王家の宮廷の人たちが通ったところ。
最後には、比較的新しいお店、チョコレートで有名なグイド・ゴビーノ↓。ミラノにもお店をオープンさせております。
トリノのチョコレートキングと呼ばれるグイド・ゴビーノ。チョコ通の人はここに行かずにトリノを去ることはできません。ビチェリンだけではなく、ホットチョコレートも是非試すべき。
素敵なカフェテリアが多いトリノ。今回はビチェリンの美味しい代表的なカフェテリアを紹介しましたが、次回は他にもあるエレガントは老舗カフェテリアも紹介していきたいと思っております。
トリノの寒い冬にはビチェリン!
2019-01-29
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