-
狭いようで広いイタリア、国土は日本より77000平方キロほど狭く人口は半分以下ですが、なんといっても多くの世界遺産が集中する国。東西南北、イタリアはどこへ行っても見るべきものが至る所にあります。1978年に最初の世界遺産が12件指定された際にはイタリアはまだ世界遺産条約に加盟していませんでしたが、2016年までに制定された世界遺産1052件の中ではイタリアからは51件が登録されており、加盟192ヶ国の中で最も多くなっています(ここでもやはり中国の勢いはすごく、イタリアについで2番目、50件が登録されています)。
まあ、少なくとも20回ぐらいイタリア旅行をしないとすべて見ることは難しいと言われるほど数が多いのですが、やはり歴史と文化の国イタリア、どれもこれもすばらしいという感じです。その中でも最たるもののひとつがベネチアでしょうか。ここはベネチアとその周辺の干潟地帯がすべて世界遺産ですから、面積からするとかなり広大。もちろん、イエローストーンなどもっと広い世界遺産もいくつもあるのですが、それらは正確には世界自然遺産であり、ベネチアの場合は世界文化遺産としては一番広いもののひとつ。自然遺産も文化遺産もユネスコがもとになっており、総じて世界遺産と呼んでいますから自然が対象か文化遺産が対象かという違いを除けば世界遺産と総称してかまわないようです。
これからは1年に一度はイタリア旅行、2036年までにはイタリアの世界遺産をすべて踏破…とはいかないでしょうね。それまでにイタリア内でもっと世界遺産が増えているでしょうから。でも頑張りましょう。
世界遺産の国イタリア
2016-12-21
最新記事