ローマ教皇空位の " 今だけ " 続編 みゅうローマ みゅうベネチア ブログ記事ページ

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    ローマ教皇空位の " 今だけ " 続編


    2013-03-14

  • 昨日12日から新ローマ法王を選出する会議

    「コンクラーベ」が始まりました。

    ローマはあいにくの雨ですが、

    本日から午前に2回、午後に2回行われるはずです。

    システィーナ礼拝堂の屋根に臨時に設けられる

    煙突からの煙は昼12時頃と夕方19時頃に見られます。

    教皇が決まっていなければ煙は黒、

    教皇が決まると煙は白となります。

    いずれの場合も最初の数秒は白く見えるので注意です。

    この煙は薬品で色付けしてあります。

     

    白い煙が出て教皇が決まったことが知らされると

    鐘が鳴らされます。そして準備が整うと

    サン・ピエトロ寺院のロッジャに枢機卿が集まり、

    Annuntio magnum gaudium.........Habemus papam!

    (大いなる喜びを伝えます、教皇が選ばれました)

    ...eminentissimum ac reverendissimum dominum, dominum ***,

    Sanctae Romanae Ecclesiae Cardinalem

    *** qui sibi nomen imposuit ***

    ( 非常に卓越した素晴らしい方、××さん、

    聖なるローマ教会の××枢機卿が○○[教皇名]という名を帯びられた) と

    選ばれた者の名が告げられ、教皇名が発表されます。

    そしてウルビ・エト・オルビ (ローマと世界に) の演説を

    新教皇がローマと全世界に発します。

    (ラテン語の文章は事前に準備されています)。

    この時着る服は数日前にご紹介した大、中、小と準備されている服です。

    (前回のブログ、ローマ教皇空位の " 今だけ " をご覧ください)

    着座式や紋章の発表は後日となります。

    ローマの司教座はラテラノであるため、

    サン・ピエトロ寺院だけでなく、

    サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂でも儀式が行われます。

    かつては着座式 (戴冠式) をもって正式に教皇と認められたため、

    正式に選ばれたのに戴冠前に亡くなってしまったために

    対立教皇 (非合法な教皇) とされている

    ステファヌス二世の例もありますが、

    十六世紀以降、

    選出をもって正式に新教皇と認められるようになっています。

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    さて、いつ教皇が決まるか今はまだわかりませんが、

    前回もブログにご案内しましたように

    バチカン市国内郵便局には

    教皇空位の際の特別記念切手が販売されています。

    いつまでこの切手が販売されているかは謎ですが、

    教皇が決まり次第、販売停止となる予定です。

    ヴァチカン市国内郵便局は

    サンピエトロ寺院正面左手と右手にあります。

    右手のほうがこじんまりとしていて空いているかもしれません。

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    システィーナ礼拝堂入場が出来ない代わりに、

    バチカン市国内にて

    記念になる切手をご購入されてみてはいかがでしょうか。

     reported by piopio san

    本日もみゅうブログサイトへお越しいただきありがとうございました。


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