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今回は、ナポリの地下に眠る【地下都市】についてご紹介します。
ナポリには、「地下都市ソッテラーネア」と呼ばれる場所があります。そこは、古代ギリシャ時代に、地下から石が切り出されたことがきっかけに出来た地下の穴。切り出された石は地上に引き上げられ、建物を造るのに使われました。
採掘後の大きな穴は、古代ローマ時代になって、穴をつなぎ合わせて貯水槽として利用されました。地上から貯水槽まで大きな穴をあけて、壷をつけて、井戸としてくみ上げて使っていたそうです。
中世になると、近くの教会の地下まで通路が延伸され、貯蓄倉庫として使われました。戦時中には、防空壕として市民が利用しました。そのように、時代によって様々な用途で利用されていたソッテラーネア。
見学には、地下へ長い階段を下り、防空壕跡やボロボロのトイレ跡、出産場所とされた穴などを見学。また、子供がおもちゃで使っていたとされる戦争用具が残されていたり、「私はまだ生きている」という内容の落書きなどを実際に見ることが出来ます。
また、多数の古い車やバイクも展示されています。昔のナポリの人々は貧しかったため、一度車やバイクを購入すると次に買い替えることができず、手を加えながら利用していたため改造車が多いとのことです。
ミステリーツアーとして人気観光場所にもなっているソッテラ-ネア。ナポリに行かれる機会があれば、ぜひ冒険気分を味わいに訪れてみてください! みゅうではナポリ地下都市とカゼルタ宮殿ツアーを手配しています。
ローマ発
ナポリ地下都市とカゼルタ宮殿ナポリ発
ナポリ地下都市とカゼルタ宮殿
『ナポリ地下都市』2
2015-04-15
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