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イタリアのクリスマスケーキはパネトーネとパンドーロの2種類あります。『パネトーネ』イタリア語で「PANE DI TONI パーネ・ディ・トニー」は日本語で「トニーのパン」という意味ですがこれが訛ってパネトーネになったという説があります。パネトーネは北イタリア生まれで天然酵母発酵の菓子パンです。干しぶどうやドライフルーツが中に入っていてしっとりとしています。またこの天然酵母醗酵 のお陰でとても長持ちします。少し時間が経ったら温めて食べると美味しくなりますよ。『パンドーロ』イタリア語で「PAN D'ORO パン・ドーロ」は日本語で「黄金のパン」という意味です。イタリアのヴェローナの家庭で作られたのが始まりと言われています。八角形の星型の形に細かい粉砂糖をかけて食べます。パンドーロはビニール袋の中に入っています。このビニール袋が大切なんです。ビニール袋の中に、添付の粉砂糖を入れて上下に動かすんです。そうすると全体に粉砂糖が行き渡り真っ白なケーキに変身!一度ビニール袋を破いた経験がある私は、上から適当に粉砂糖をかけようとしても、全体に満遍なくまぶす事が出来ませんでした。イタリアのお母さん(マンマ)は、手料理が得意ですのでこのクリスマスケーキも手作りと思いますが、これだけは無理のようです。パネトーネもパンドーロも醗酵させて作るお菓子です。この醗酵種を作るのがかなり難しいとのこと。私はパネトーネ派ですが、家庭内でパネトーネ派とパンドーロ派に分かれますので毎年1個ずつ買う事にしています。パンドーロもパネトーネもイタリアでは勤め先が社員にプレゼントしてくれるケースが多いんです。その為、クリスマスの時期は会社帰りにパネトーネやパンドーロの箱を持ち歩いている人の姿をよく見かけます。クリスマス当日は、重い料理が多いせいかケーキを食べる最後の方は既に満腹で伝統なので食べますが、美味しいと味わって食べた経験がありません。パネトーネもパンドーロもクリスマス前か後が一番美味しく感じられるかも??
イタリアのクリスマスケーキ
2014-12-25
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