ようこそ! 美しきコンスタブル・カントリーへ みゅうロンドン ブログ記事ページ

みゅうロンドン ブログ

<< カテゴリ内の前のページ カテゴリ内の次のページ >>

    ようこそ! 美しきコンスタブル・カントリーへ


    2013-11-04

  • ウィリアム・ターナーと並び英国を代表する風景画家として名高いジョン・コンスタブル(John Constable 1776 – 1837)。ヨーロッパに活動の場を見出したターナーに対し、生涯に渡って英国を描き続けたコンスタブル。コンスタブルがこよなく愛し、キャンバスに残した彼のふるさとが東イングランド、フラットフォードにあります。

     

     

    彼の代表作のひとつ「フラットフォードの水車小屋(Flatford Mill)/テートブリテン所蔵」に描かれる建物。毎年、この小屋を見るためにたくさんのコンスタブル・ファンがこの場所を訪れます。

     

     

    ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵の「乾草車(The Hay Wain)」で描かれる白いコテージ、ウィリー・ロット・ハウス。この絵のおかげで英国で最も有名なコテージと言われることもあります。

     

     

    こちらは、水車小屋の近くに作られたドライ・ドック、小船などを昔ここで作っていたそうです。ここはロンドン・ビクトリア&アルバート博物館所蔵の「フラットフォード・ミル近くの船作り(Boat-building near Flatford Mill)」で描かれています。

     

     

    川沿いを歩くと見える水門、こちらも「The Lock」として彼の絵画に登場します。「The Lock」は2012年7月にロンドンのクリスティーズにてオークションにかけられ、破格の2200万ポンドで落札されたのは記憶に新しいところです。

     

     

    ヨーロッパ全土で風景画が認知されるきっかけとなるバルビゾン派絵画、そのバルビゾン派絵画の源泉とも言われるコンスタブルの風景画の世界がここに今でも広がっています。

    (DoI)


<< カテゴリ内の前のページ ブログ記事一覧へ カテゴリ内の次のページ >>

最新記事