ピカソ没後50年記念イベント、ティッセン・ボルネミッサ美術館で開催! みゅうマドリッド みゅうバルセロナ ブログ記事ページ

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    ピカソ没後50年記念イベント、ティッセン・ボルネミッサ美術館で開催!


    2022-10-17

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    皆さんはピカソと聞いて何を思い浮かべますか?

    ピカソというとバルセロナと思う方も多いかも知れませんが、実はアンダルシアの港町、マラガに1881年に生まれ、1973年4月8日にフランスで亡くなっています。

     

    来年、2023年はピカソの没後50年、これを記念してスペインとフランスが協力して、米国や欧州諸国で42の特別イベントが計画されており、そのうちの17はスペインで開催されます。

     

    これら一連の特別展示の中で最も早く開始されたもののひとつが10月11日からティッセン・ボルネミッサ美術館で始まった「ピカソとシャネル展」ですが、早速、行って参りました! 

     

     

    ティッセン・ボルネミッサ美術館のHPに入って、チケット購入メニューへ進み、特別展「ピカソとシャネル」の15分毎の枠を何日の何時という形で選び、購入します。

    予約購入したチケットを持って入場すると、予約した時間枠に特別展「ピカソとシャネル」に入場、その前後に常設展やカルメン・ティッセンコレクションは好きな時間に好きなように観て回ることができます。

     

    91年の生涯で13,500点の油絵と素描、10万点の版画、34,000点の挿絵、300点の彫刻を制作し、最も多作な芸術家とされるピカソですが、作風や交わった人々も、青の時代、バラ色の時代、キュビズムの時代、新古典主義の時代など、多くの変化を遂げたことでも有名ですよね。

     

     

    1916年、ジャン・コクトー作の「バラード」というロシア・バレエ団による舞台で舞台美術を担当したピカソは、ここでロシア貴族出身のバレリーナ、オルガ・コクローヴァと知り合い、結婚。ガブリエル・シャネルとパブロ・ピカソはジャン・コクトーを介して知り合い、妻のオルガが熱烈なシャネルファンだったこともあり、夫婦ぐるみでのシャネルとの付き合いが始まります。コクトー作の戯曲2作、1922年の「アンティゴネ」と1924年の「ル・トレン・ブルー」では、ピカソとシャネルが舞台装置や衣装デザインでコラボ。

     

    特別展「ピカソとシャネル」は、1910年~1930年頃、パリで暮らすピカソがキュビスムへと傾倒し、その後やがて新古典主義に移る頃の作品と、その頃に親交のあったガブリエル・シャネルの作品にどのような影響を与えたかに焦点を当てた展示。

    展示は以下、(1)~(4)の4つの部分から構成されています。

    (1)シャネル・スタイル

    キュビスムの作品とその影響を受けたファッションアイテム

     

     

     

    シャネルの5番,オリジナルボトル

      

    (2)オルガ・ピカソ

    ピカソが最初の妻、ロシアのバレリーナ、オルガを描いた作品と、そのオルガが愛したシャネルのファッション。今から百年以上前にシャネルが創ったドレスで、現存している数少ないアイテム。

      

     

     

      

     

    (3)アンティゴネ

    古代ギリシャをモチーフとしたコクトーの戯曲「アンティゴネ」で、美術装飾とマスクをピカソが、舞台衣装をシャネルが担当。

     

    (4)ル・トレン・ブルー

    スポーツとスイムスーツファッションがモチーフのコクトーの戯曲でピカソが背景とプログラムを、衣装をシャネルが担当。

      

     

    特別展示以外にも、常設展示やカルメン・ティッセンコレクションなど、この美術館には膨大な量の作品が展示されているので、途中、カフェテリアで休憩したり、ショップを除いて気分転換したりしながらゆっくり楽しむといいですね。

     

    明るい雰囲気のショップ内には、面白いアイテムがいっぱい!

     

     

    所蔵絵画をパッケージにしたミネラルウォーターが売ってる冷蔵庫。

    「delica THYSSEN」って、なんかおやじギャクみたいで可愛い~

     

    ティッセン・ボルネミッサ美術館の、今回の特別展示「ピカソとシャネル」の情報はこちら

    2023年1月15日まで開催されています。

     

     

    Lucymama

     

     


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