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    花々が美しい5月のマドリッド(でも見に行けない)


    2020-05-14

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    5月15日はマドリッドの守護聖人、サン・イシドロの日。本来なら週末からマドリッドは一年で一番賑やかなお祭りの一週間が始まるのですが、今年はセビリアの春祭り、パンプローナの牛追い祭りなどと同様にサン・イシドロ祭りも中止になりました。過去のサン・イシドロ祭りの様子はこちら。

     

     

    3月15日に発効した警戒事態の下、かなり厳しいロックダウンを敷いたスペインでしたが、5月4日から4つのフェーズからなる段階的解除が始まりました。各県単位でいくつかの指標(新たな感染者数、ICU病床利用率、新たな死亡者数、プライマリーケアで新たな感染者検出と対応のキャパなど)に基づいて自治州政府がフェーズ移行を申請し、中央政府の厚生省が認可するというシステム。

     

    1週間が過ぎ、次のフェーズへの移行をほとんどの自治州が申請したのですが、いくつかの州、県、保健地区は移行できないと厚生省に判断されました。マドリッド州もそのひとつ。飲食を始めとするサービス業の方たちは、またまた再開が遅れるので本当に大変だと思いますが、医療現場がまだ正常な状態に戻っておらず、感染再燃に対処するプライマリーケアの体制も確立されていないマドリッドで今フェーズ 1(飲食業や小売業などの制限付き再開や自宅以外に住む人たちと会うことができるようになる)への移行はあまりにもリスキーと心配だったので、一般市民としては少し安心しています。

     

    とはいえ、スペインが一番美しくて爽快なこの季節、誰もが外に出たくてしかたありません。いつもなら日中はもちろん、夜遅くまで街中のテラスに人が溢れ、グラス片手に友達や家族と賑やかに楽しく過ごしているはずなのに。

     

    現在フェーズ 0のマドリッド州では朝6時から10時と夕方20時から23時なら家から1キロメートル以内で一人または同居人と2人までの散歩は許されます。一昨日から公園も開放されるようになったので早朝の散歩はとても気持ちがいいです。ここに載せている写真も朝の散歩の時に撮ったものです。

     

     

     

    5月と言えば、バラ。今年は誰も訪れることができませんが、マドリッドの市営バラ園は今頃、いろんなバラが見事に咲いてることでしょう。写真を見ながら想像して楽しんでみましょう。過去のバラ園の様子はこちら

     

    また、王立植物園もこの時期はいろんな花が咲き誇っているはず。プラド美術館に隣接するこの植物園は四季を通じて様々な花を愛でることができます。今頃は牡丹、サツキ、ショウブなどなどが綺麗なことでしょう。一昨年に植物園で撮った写真を並べてみました。

     

     

     

     

     

     

     

     

    一刻も早く、リアルタイムで美しいマドリッドを体感できるように、今はもう少し我慢の時。

    頑張りましょう!

     

    Lucymama


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