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先日ブログで紹介した、パリ16区にあるラロッシュ・ジャンヌレ邸に続き、パリ中心地でお手軽に訪問できるル・コルビュジェ建築が、同じく16区にあるル・コルビュジェのアパルトマン兼アトリエです。
16区の閑静な住宅街にある一見普通のアパルトマンですが、この建物の最上階が彼のアパルトマン兼アトリエです。他の階には一般の方も住んでいますので、全く観光化されておらず看板もありません。恐る恐るアパルトマンのインターホンを押すと中の方が入口を開けてくれました。エレベーターの横には、「このエレベーターは住民専用です。ル・コルビュジェアパルトマンに御用の方は階段をお使いください」と注意書きがあります。
高い天井のアトリエ室内。相変わらずの明るい開放感です。
2階建てになっており、螺旋階段を登ると屋上に出られます。
屋上からはパリの景色を一望できます。(16区はパリの端に位置しますので、残念ながらパリの有名な建物はあまり見られません。)
アトリエには照明がついていないのに、どこの部屋も本当に明るく、光に溢れています。本当に素敵な空間演出ですね。明るいと開放感も抜群です。
このアパルトマンのすぐ横には、パリサンジェルマンの本拠地であるパルク・デ・プランス(Parc des Princes)スタジアムが見えます。こんなに近く!
ル・コルビュジェ作品には毎回驚かされますね。また次回、別のル・コルビュジェ建築も訪れてみたいなと思います。
(城)
ル・コルビュジェ建築 パリ16区のアパルトマン兼アトリエ
2015-09-15
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