アーサー王伝説に彩られた美しい廃墟☆グラストンベリー修道院　みゅうロンドンブログ

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アーサー王伝説に彩られた美しい廃墟☆グラストンベリー修道院

2020-01-15

英国南西部サマセット州に位置するグラストンベリー

グラストンベリーは、世界最大規模を誇る野外フェスの街というイメージと「セント・マイケルズ・レイライン」上にある英国屈指のパワースポットという二面性を持つ一風変わった街。その街の中心にあるグラストンベリー修道院を今回ご紹介します。

グラストンベリー修道院は英国最古のキリスト教修道院として広く知られており、世界初の土地台帳と言われる「ドゥームズデイブック」には、当時最も裕福な修道院として記されていたそうです。

ヘンリー八世の時代に解体を命じられた修道院は、その後略奪を受け、廃墟となっていきます。残念ながら、現在残されている修道院の建物は、ゴシック様式のアーチ部分などごく僅かとなっていますが、残された部分だけをみても、この修道院がどれほど壮大なものだったかがわかります。

レセプションには、復元された模型があり、建設当時、どれほどここが巨大な修道院であったかを教えてくれます。

この修道院がさらに有名になったのは、12世紀の僧侶が発見したとされるアーサー王のお墓がここから見つかったとの知らせが世界中に届いた時でしょう。アーサー王の遺骨とされたものや当時発見された品々は略奪や破棄をされてしまいましたが、敷地内にはアーサー王の墓の跡が残っています。現在でもアーサー王の伝説に関わる崇高なこの場所を訪れるため、世界中からたくさんの方々がやってきます。

36エーカーの広大な敷地内には、果樹園や2つの池もあり、草花が咲き、野生動物たちも見ることができます。

修道院は、グラストンベリーの街の中心にありますので、見学後は、是非、街の散策もお楽しみください。独特なスピリチャルな雰囲気を持つ街です！

（DoI）