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    【ピレネー】オルデサ国立公園の拠点基地、トルラ


    2016-12-11

  • 前回、7月31日にピレネー、オルデサ国立公園を4x4タクシーで駆け巡ったお話をしてから、あっというまに4か月以上が過ぎ、夏の話をするのが憚られる時期になってしまいました。

    氷河が創った圏谷と連峰からなるオルデサ・モンテペルディード国立公園は1918年に指定されたスペインで2番目に古い国立公園。早くから自然保護が行われたからこそ、スキー場やレジャー施設などの造成も規制されてきたため、ピレネーの他の地域に比べると「なにもない」感じがしますが、それは「自然以外には何もない、つまり100%大自然の中にいられる」ということ。この国立公園の麓にある村、トルラ(Torla)(2015年からTorla-Ordesaに名称変更)はここを訪れて登山、トレッキング、4x4タクシーによるエクスカーション、ラフティング、スノーカイト、マウンテンバイクなど様々なアクティビティーを楽しむ人たちの基地となっています。

     

    国道260号線(N-260)を北上しブロト(Broto)の町を過ぎたら対面通行の細い道路に入り、1キロほど行くとトルラの村が見えてきます。

    山道を進み、この景色が開けると、思わず「うわぁ!すごぉぉい!」と叫んでしまいます。

     

     

    村の入り口のロータリー。

     

     

    ロータリの右手に見えるのが、国立公園案内所。登山やハイキングをしに訪れる人たちのために情報提供の他、簡易救護施設もあるとのこと。 6月末~9月初めまでのピークシーズンは、環境保護のために一般車での公園内への乗り入れが禁止されるため、この案内所から公園内の登山基地となっているプラデラ・デ・オルデサ(Pradera de Ordesa)までシャトルバスが運行されます。停まっているのがそのシャトルバスです。

     

     

    村の中へ入るには、ロータリー左手の坂道を歩いて登ります。

     

     

     

    国立公園まで、村から約8キロ、その道路沿いにはいくつかのホテルがあります。私たちの滞在したホテルもそのひとつ。

    トルラの村の中にもいくつかホテルがありますが、これが村で一番大きなホテル。

     

     

    レストランもいくつかあります。どれもかわいい造り。 

     

     

     

     

     

     

     

     

    ここが村のメインストリート。

     

     

     

    メインストリートにあるスーパーマーケット。私たちもここでお菓子やフルーツ、ミネラルウォーターなどを調達しました。 

     

     

     

    前日に4x4タクシーのツアーで案内してくれたドライバのホルヘさん。彼らの会社も村のメインストリートにありました。ブログに写真アップしてもいいですかと聞いたら、OKとのこと。 

     

     

     

    メインストリート沿い、村の外れ近くにもう一軒のスーパーマーケット。

     

     

     

    写真右手が今、通ってきたメインストリート。ここで村は終わり。真ん中の道路を手前奥に進んで国立公園へ。

     

     

     

    村の周りはこんな感じ。

     

     

     

    夏のピークシーズン以外は村の人口は300名ほどだそうで、普段は人よりも牛の数の方が多いのだそうです。ホルヘさん曰く、春から夏が登山客や観光客のピーク、秋の黄葉時もある程度は来訪者があるけれど、冬場は環境規制のためスキー場などもないので、村では出稼ぎに出る人も多いのだとか。

     

     

    明日は古都アインサ(Ainsa)に続きます。

     

    Lucymama


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